センス不要のクローゼット整理術→①何があるのか②1軍を再定義③着回しは諦める|プロが詳しく解説
おしゃれに自信がなくて、服選びに迷走中。クローゼットや引き出しに収まりきらないほど服はたくさんあるのに、好き!と思える服がほとんどない。センスがなくてもできるクローゼット整理のコツ、実体験を交えてお届けします。 *写真で詳しいやり方を見る→整理収納アドバイザーが教える「センス不要のクローゼット整理術」 たくさんあっても着たい服のないクローゼットをどうするか。「いっそのこと総入れ替えしたいわ」なんて声もちらほらあったり。服の整理をする上で、おしゃれに自信のない方が、【残す服=これから着たい服、自分に合う服】を選ぶのは、かなり高いハードルです。そこで今回は、ハードルをできるだけとっぱらって、センスに頼ることなく進めるクローゼット整理のコツを3つ紹介します。 ■センス不要のクローゼット整理術 ■■①何があるのか 自分の手持ち服が、今どこに、何があるのか、わかりますか? まずはこれを、確認していきます。服を選びやすいクローゼットにするために、ここは避けて通れませんので、頑張って!ただし、たくさんあり過ぎて、一気にぜんぶを出すと大変なことになる場合は、少しずつでOKです。 【ぜんぶ出しは、カテゴリごとに】 オンシーズンの服だけや、アイテムごと(コート、トップス、ボトムスなど)、あるいは、仕事着とプライベート服などといった、なんらかのカテゴリごとに出していきます。その上で、さらに色で分けるのも効果的です。多過ぎるところからなら、ムリなく減らせそうではありませんか? 【ムリせず手放す】 リサイクルやリユース、寄付など捨てる以外の方法も活用しながら、前向きに手放していきましょう。手放すことがしんどい時は、「保留箱(保留紙袋)」を設けて、期限を決めて(半年または1年)一時保管してください。期限になったら見直すを繰り返すうちに、ムリなく手放せる時が来るかもしれません。 とにかく着ない服たちには、クローゼットの使いやすい場所から退場してもらいます。 ■■②1軍を再定義 1軍は、よく着る服、たくさん着たい服です。これを、クローゼットの一番使いやすい所に収納します。ハンガーにかけてあると、一目瞭然で選びやすいですよね。これからの季節、私はよく着るセーターまでハンガーにかけます。ただし、スペースの関係や好みもあると思うので、ご自身が使いやすい方法で収納してください。 クローゼットの一番使いやすい所に、たまにしか着ない「おしゃれ着」があったり、逆に、出番の多いふだん着が、使いにくい場所にかかっていたり、引き出しに押し込まれているなんてことはよくあります。 大事なので何度も言いますが、使いやすい場所には、1軍だけを置きます(かけます)。 大切な「おしゃれ着」も、着る機会が少ないのなら、サブ収納スペース(あれば)に移動するのも一つです。 ■■③着回しは諦める センスなしでも服の整理はできる!(私がそうでした)ミニマリストには程遠いけど、服はほぼ半分以下に整理しました。おしゃれは正直、今もよくわかりません。コーディネートの正解?さっぱりです。 残すか手放すかを決める時、迷ったらとにかく着てみます。今の自分に似合わない服、コーディネートできない服は、諦める。手放します。また、たくさん買い物してきた経験を活かして、好きな服と似合う服はどれだろうと考えてみましょう。プロのスタイリストさんの意見を参考にするのもあり。結果、数パターンだけでいいので、お気に入りを制服化すると、服選びが楽になる上、おしゃれにも見えるようになります! おしゃれにそれほど興味がなくて、服を選ぶ時間がもったいない方は、「制服化」良いです。同じ服を着ていると思われるのを心配するかもしれませんが、気に入らない服を着る日があるより、ずっとよくないですか?周りの人も、案外あなたの服を見ていなかもですよ(ニヤリ) もちろん、おしゃれするのが好きな方は、着回しを諦めなくていい。服選びを楽しんでくださいね♪ センス不要のクローゼット整理術、いかがでしたか?少しでも参考になるとうれしいです。 最後に、片付けが苦手という方へ、残す・手放すを決断する時に思い出して欲しいことを一つだけ。 どんな自分になりたいか、どんな風に過ごしたいか、考えてみるのが大事です。理想の暮らしをしている自分がどんな格好をしているか、想像してみてる。最初は漠然としてるかもしれません。行きたい場所に行く時はどんな服を着たい?会いたい人と会う時、何を着たい?たくさん妄想してみてくださいね。 服選びのストレスから解放されて、心地よく過ごせる服ばかりのクローゼットが叶いますように。 文/黒山みちよ 片づけたい!変わりたい!を応援する整理収納アドバイザー。整理収納アドバイザー2級講座は毎月開催(オンライン、大阪)。心理学を活かした手放し方や、自分と向き合うワークショップ・個人セッションも人気。収納スペースも、心も、余白があるとラクになる!余白づくりの大切さを、stand.fmでほぼ毎日配信中。 ◆心理カウンセラー/米国NLP協会:トレードマーク:認定NLPマスタープラクティショナー
黒山みちよ