前半、ゴールを決める藤野あおば（右から２人目）

　◇26日　サッカー国際親善試合　なでしこジャパン4―0韓国（国立競技場） 　女子日本代表「なでしこジャパン」（世界ランキング7位）が女子韓国代表（同19位）に4―0で快勝。前半32分に右CKから北川ひかる（ヘッケン）がヘディングで先制点を挙げると、同34分に藤野あおば（マンチェスター・シティー）、同37分に田中美南（ユタ・ロイヤルズ）が得点。後半11分には19歳の谷川萌々子（ローゼンゴード）が右足で流し込んだ。対戦成績は日本の19勝11分け4敗となった。 　8強で敗退したパリ五輪後初の試合。しかし、国立競技場に詰めかけた観衆は1万2420人。スタンドは空席が目立った。 　1試合限定で監督代行を務めた佐々木則夫女子委員長は「しっかりと、もっともっと結果、成果を皆さんにお示ししないと、やはりまだまだ反応は鈍い」と指摘。その上で、「これからもっともっと積み上げて、国立でやったときには（観衆）3万は超えるチームにならなければいけないなと思いながら、そこは（監督代行から）女子委員長に代わって、何とかしなければいけないというところは強く感じた」と話した。 　女子代表戦と同日に、WEリーグのクラシエ杯4試合が開催された。佐々木女子委員長は「インターナショナルマッチデー（IMD）があり、そのときは代表活動がベース、基本になる。もうちょっとコンビネーションではないが、お互いに共有しながら、反省しなければいけない。僕が3分の1くらいは反省しないといけない。（日本協会とWEリーグが）共有感をもって、日程を決めていかないといけない」と語った。