殊勲フリーマンが歓喜の輪から離れて向かった先に米ファン涙 「あまりに感動的すぎる」バックネット裏で…
ワールドシリーズ第1戦
米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)が25日(日本時間26日)、ロサンゼルスで開幕し、ドジャースがヤンキースに延長10回、6-3で劇的な逆転勝利を収めた。3番・フレディ・フリーマン内野手が逆転サヨナラ満塁弾。同僚と歓喜を分かち合った後、真っ先に向かった先に「あまりに感動的すぎる」「なんて美しい瞬間だ」と注目が集まっている。 【動画】「なんて美しい瞬間だ」「感動的すぎる」 もらい泣きを誘ったフリーマンの実際の映像 フェンスによじ登り、喜びを分かち合った。2-3と追いかける延長10回2死満塁で打席に入ったフリーマン。左腕コルテスの初球を完璧に捉え、劇的なサヨナラ満塁弾を右翼席へと打ち込んだ。ドジャースファンは大熱狂。本塁では同僚たちが迎え入れ、歓喜の輪を作った。その直後、フリーマンが向かったのはバックネット裏の客席。最前列で待ち構えていたのは父・フレッドさんだった。 フレッドさんはネット越しに満面の笑みで殊勲の息子を称賛。映像をMLB公式インスタグラムが「これが全てだ」と記して公開した。米ファンからは「最も素晴らしい父と息子の瞬間だ!!」「この試合はあまりに感動的すぎる」「どうしてフレディを応援せずにいられようか」「なんて美しい瞬間だ!」「本当に心温まる」「私の心が」「これは素晴らしい」ともらい泣きの声が続出した。 フリーマンはその後、グラウンド上で米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のインタビューに対応。父親の元に駆け寄ったことについて尋ねられると、「彼の顔に向かってただ叫んだんだ。ごめんねパパ!」と笑って客席を指差した。続けて、「彼は僕が小さな頃からずっとそこにいて、毎日打撃練習で投げてくれたんだ。これは僕の瞬間じゃない。彼の瞬間なんだ」と感謝の想いを述べた。 35歳のフリーマンは、10歳の時に母・ローズマリーさんを亡くしている。皮膚がんだった母への想いを込めて、フリーマンは酷暑の日でも常に長袖を着用している。今夏には三男マックスくんが難病の「ギラン・バレー症候群」を発症。自身も足首を負傷するなど困難に直面したが、「この3か月は長かったけど、ここにいるファンは僕の復帰戦で愛を示してくれた」と感謝した。
THE ANSWER編集部