大阪府・吉村知事が定例会見7月22日(全文1)第1波を含め過去最高の陽性者数に
基礎疾患のある人は感染リスクの高い環境を避けて
3つ目ですが、これは高齢者の方、そして基礎疾患のある方に対してです。やはり感染のリスクの高い環境の施設、そこはもう避けてくださいということです。特に今回のコロナは、もう顕著です。高齢者の方、それから基礎疾患のある方が重篤化し、そしてお亡くなりになっているというのは、もうこれは顕著に表れています。大阪の第1波の86名お亡くなりになられた方の分析をしましても、これはもう顕著に表れています。というのも、お亡くなりになられた方で、まず40代未満の方は、これは基礎疾患あるなしにかかわらず、死亡者はゼロです。それから基礎疾患のない方、これは60代未満であっても基礎疾患のない方は、死亡者はゼロです。でも70代以上になると死亡率が一挙に上がってくるという、そういう特徴を持っています。40代以上でも基礎疾患がある方はお亡くなりになられる方がやはり出てきているという状況です。 ですので、これは全体で見ると、第1波で見れば全体の感染者のうち70代以上の方は20%しかないわけですけども、お亡くなりになった方は全体の80%が70代以上を占めていらっしゃいます。また、70代以上じゃない方でも、40代以上の基礎疾患のある方がお亡くなりになられている。つまり、そういった非常にリスクの高い方は、この4連休の間、リスクの高い環境というのはもう見えてきていますから、ぜひそれを避けていただきたいというふうに思います。ちなみに、この感染防止宣言ステッカーを取得している店、つまり感染症対策をやっている店については、大阪府のホームページでもその店名を公表していますので、お店を利用する際には、その大阪府のホームページも確認をしていただけたらというふうに思います。
妊婦は症状がなくても検査実施へ
続いて2点目ですが、これは妊婦さんです。新型コロナウイルスの、いわゆる検査について、妊婦さんがやはりこれは心配だということが多くあると思いますので、これはもう全国に先駆けてということになると思いますが、妊婦さんの検査、これは症状がなくても検査をしていきますということについてです。まず感染拡大に伴って、やっぱり妊婦さんからの相談というのは増えている状況です。これ、緊急事態宣言が行われてから、妊娠、出産、子育ての相談っていうのはやっぱり、わーっと増えているという状況です。ですので、やっぱり妊婦さんが安心して子供を産んでいただけるような、そういった環境を整えていきたいと思います。 そのためにやることは2つ。1つ目ですが、妊婦さんの分娩前のPCR検査というのを実施いたします。これは希望される方です。分娩前に検査を希望される方。で、当然これは無症状の方です。症状がある方は普通の行政検査のルートがありますから。いわゆる症状がない、無症状の方で妊婦さんについてPCRの検査をやってまいります。 これは仕組みですけども、かかりつけ医、妊婦さんのかかりつけ医の医療機関、まず相談していただいて、そこを通じて1回に限り2万円の助成をいたします。というのも、無症状の方を検査するっていうのは、これはある意味、自費診療になりますから、それを2万円まで助成をするということです。おおむねこの金額の中であれば検査を受けられると思いますので、実質無料になるという形になると思います。期間ですけども7月27日から来年の3月31日まで。準備が整った医療機関から順次開始をしていきます。 2つ目ですが、これは感染された方、そして感染から回復したよという方も含めて、助産師による訪問、あるいは電話の相談の支援をいたします。助産師等の専門家が訪問とか、あるいは電話なんかでこの妊婦さんが感染したけども、今は治ってるけどもどうかなというような心配事がある方がたくさんいらっしゃると。心の健康面もそうだし、心身面の面もそうです、不安はあると思いますから、そういった妊婦さんの相談を助産師が受け付けるということがあります。費用は無料です。これも7月27日から今年度末まで実施をいたします。