大阪府・吉村知事が定例会見7月22日(全文1)第1波を含め過去最高の陽性者数に
感染自体が徐々に広がりつつある
そしてもう1つ留意しなきゃいけないのが、7月12日以降の後半を見ますと、このグリーンのところは50代以上ですけども、50代以上が当初11%でしたが今は17%。やはり徐々に増えていきます。これはやっぱり当然、高齢者の方にも接する機会が増えますから徐々に増えてくるというので、現実に徐々に増えてきています。 内訳を見ますと、ここは夜の街関係ということで滞在者の状況ということで分析をしていますが、当初、夜の街関連が占める割合っていうのは40%ぐらいでしたが、この1カ月間を見て後半を見ますと、約30%ぐらい。非常に高い数字ではありますが、徐々にその割合が低くなっている、つまりこれは全体に占める割合ですから、感染自体が徐々に広がりつつあると、そういう状況です。 ただ、やはり内訳を見ますと、飲食を主たるものとする若者が集まって、わーわー騒いで唾が飛び交う環境で飲食をしているようなところであったり、ホストクラブ、キャバクラであったりというところの数が多いという状況です。だからここのある意味、感染の震源地のようなところを抑え込んでいかないと、なかなか感染全体を、社会が今動いていますから、抑えていくというのは非常に難しいんじゃないかというふうに思っておりますので、ピンポイントの戦略というのを大阪府でも今、打っていっていますし、これがあとは府民の皆さんお1人お1人の行動が一番大切ですので、それにぜひご留意いただきたいと思います。という意味で、4連休に向けて、ぜひ皆さんにお願いしたいところを3つです。
3密で唾液が飛び交う環境を避けて
1つ目です。これは全ての府民の皆さまにお願いをしたいと思います。これは若者中心ですけども、全ての府民の皆さまにお願いしたいのが、まず3密で唾液が飛び交う環境を避けてください。もう唾液です。1にも2にも3にもやっぱり唾液です。今広がっている根拠として唾液が飛び交う環境。飛び交う環境というのは、例えば少人数が、少人数というか、そんなに多くなくても狭い空間で密接して、わーわー大騒ぎをしながらお酒を飲んで食事をして、みんなでわーってやるというような環境なんかもそうですし、マスクのないところで唾液が飛び交うような環境。唾液を通じてやっぱり広がってきている。そういうのがもう見えていますから、ぜひ3密で唾液が飛び交う環境というのをこの4連休の間、避けていただくようにお願いします。 それから2つ目。夜の街の店でやはりここは、ある意味広がってきているのは事実です。ですので感染症の対策を、ただ夜の街っていうのもひとくくりにするわけではなくて、感染症対策を取ってくれている店と取ってない店があります。ですので、この夜の街、飲食店利用される、そういう皆さんにおいては、この感染症対策を取っている店を利用していただきたいと思いますし、逆に言うと感染症対策を取っていない夜の街関連のお店の利用は控えていただきたい、自粛をお願いしたいと。自粛というか、控えていただきたいというふうに思います。この感染防止宣言ステッカーのないお店の利用というのは、夜の街のお店の利用というのは自粛をしていただきたいと思います。 外で食事しても、そんな大騒ぎせずに普通に食事をする分には、そこまで感染リスクは高くないと思いますが、もちろんこれ、社会を動かしている以上、感染リスクもゼロではないので、いかにそのリスクを下げていくかが重要だと思っています。非常にリスクが高くなるのがこの3密で、唾液が飛び交う環境で、みんながわーわー飲食したりするようなパターン。そして2つ目として、やっぱりきちんと対策を取っているお店を利用していただきたいということです。