大阪府・吉村知事が定例会見7月22日(全文4)ステッカー浸透度はまだまだ低い
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「陽性者120名程度。過去最多。30代以下が7割」(2020年7月22日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「陽性者120名程度。過去最多。30代以下が7割」 ◇ ◇
高齢者と暮らす若者への呼び掛けは?
日本経済新聞:あともう1点、感染者のほとんどが20代とか30代の若者かと思うんですけど、7月以降を見ていると家庭内で親世代とかに感染が広がっているケースもちらほらと出てきている中で、例えば若者の中でも高齢者とかと一緒に暮らしている人とかに向けて、何か行動変容を呼び掛けたりとかっていうようなことは考えていらっしゃいますか。 吉村:もう高齢者。高齢者は命が失われる可能性があるっていうのはもうずいぶん、これは根付いているだろうと思います。全ての若者にも。高齢者は危険なところには、感染の可能性のあるところには、感染の可能性の高いところは避けてくださいっていう呼び掛けもしているところです。 当然その中には自分の家におじいちゃん、おばあちゃんが一緒に住んでる若者からしたら、もし自分が感染したら、おじいちゃん、おばあちゃんにうつる可能性が圧倒的に高くなるわけですから。同居してる親族、家族の皆さんは、危険なリスクのある、感染のリスクのあるところは避けてもらいたいと思います。だからちょっと、ここに今、高齢者および基礎疾患のある方と、あまりにも文字、文字したらちょっと見えにくなるので非常にシンプルにやっていますが、高齢者および基礎疾患のある方っていうのは当然、これは本人の話ですけど、自分が一緒に住んでるじいちゃん、ばあちゃんが高齢者でおったとしたら、これはもうその若者もこちらに入ると。それはもうそうです。
家庭内感染しやすいウイルス
なので、家庭内感染が非常に濃厚接触者としては多いです。というのも、ほかの感染症とちょっと違う、インフルエンザとは違うかなと思うのは、この感染症の場合、非常に若い人は軽症、無症状なので動き回れるっていうので元気なんですよね。だから人にうつしやすい。 ただ、もしインフルエンザ並みの感染力があったら、もっとインフルエンザでも毎年1500万人が感染しているわけだから、あの感染力があったらものすごい感染状況になっていると思うんですけど、これだけ調べても1日に100件とかそういう状況になっているということは、ウイルスそのものが持つ感染力って、そこまで高くないというふうには思っていますが、ウイルスの特性として無症状とか軽症でも人にうつす。そして無症状とか軽症だからこそ若い人が動き回れる。そして発症の期間、人にうつす期間っていうのが約12日ぐらいあるといわれています。つまり発症してから発症前、無症状の前の2日間、発症してから10日間、だいたい12日間ぐらい人にうつす力がある。だから非常に結構長いんですね。12日間ぐらい人にうつす力があって、しかも無症状、軽症になると。 となれば、で、僕が申し上げているのはやはり唾液ですから。同じ家に住んでる人はそれは食事も一緒にやるでしょうし、同じ生活をするわけですから、ある意味、そうなってくると飛沫感染のリスクも当然高まってきますよね。同じ家に住んでいるわけだから、ここでわーって大騒ぎして、ここに付いたとしたら、これ触ったら今度は接触感染の可能性も広がる。つまり家庭内の感染っていうのは、そういう、このウイルスの特性を考えたときに非常に感染しやすい病気です。現実に客観的事実として、濃厚接触者の家庭内感染の数は多いです。ですので、家族の中に高齢者の方がいらっしゃる若者なんかは特に注意してもらいたい。もう自分事として注意してもらいたいと思います。自分は良くてもおじいちゃん、おばあちゃんに感染したときは、それは一気に致死率上がりますので。ぜひ注意をしてもらいたいと思います。 日本経済新聞:ありがとうございます。