大阪府・吉村知事が定例会見7月22日(全文1)第1波を含め過去最高の陽性者数に
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「陽性者120名程度。過去最多。30代以下が7割」(2020年7月22日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「陽性者120名程度。過去最多。30代以下が7割」 ◇ ◇
本日の陽性者数は概算で120名前後
司会:ただ今から、知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:まず、あすから4連休が始まりますので、それについての皆さんへの呼び掛けです。その前に本日の陽性者数の数ですけども、今、最終確定中ですが、概算で120名前後です。今、最終確定していますが、120名前後の方が本日の陽性者ということになります。検査件数については1500件程度、陽性者数120名程度という見込みです。4時で締め切って統計をしておりますので、最終の詳細な数字、内訳等はこのあと入り次第発表をさせていただきます。 傾向ですけども、これはこれまでと変わらずです。若者中心です。30代以下の方で約7割を占めていますので、そういった意味では20代、30代が中心になってくるということです。ですので、これまでの呼び掛け、お願いしていますが、やはり若者を中心にした、特に夜の街関連といわれているところでの感染の広がりというのが今なお広がっているという状況かと思いますので、その点中心に、ぜひ皆さんに感染症対策のご留意をお願いしたいと思います。
20代だけで50%を占める
まず今のこの状況、これまで今日の、本日の状況もそうですけど、本日120名前後ということになりますので、第1波と比較をしましても、第1波のときの最高の1日の陽性者数が92名でしたから、本日これまでの第1波を含めた中でも過去最高の陽性者の数になろうかというふうに思います。数だけ見れば過去最高ということになりますが、中身を見ますと、先ほど申し上げたとおり若者が中心、無症状、軽症が多いと。そこから徐々に広がりつつあるという傾向です。第1波は全ての年代に平均的に満遍なく感染者が多いということで、重症者も多いという状況でしたが、今、数の面でいくと第1波のときよりもすでに1日の最高陽性者数は増えていると。今後、さらに注意しなければならないのが、ここから高齢者の方、それからやっぱり基礎疾患のある方、いろんな世代に広がってくると。これがじわじわ広がってきていますので、これをなんとか防いでいかなければならないと思います。 現状、われわれがもう1つ重視しているのが、その内訳とともに病床の状況、医療体制ですけども、これは今、重症者の数はそういった意味で若い人が中心なのでそれほど多くないということで、重症病床の使用率というのは第1波と比べればそれほど高くない状況ですが、ただやはり感染者の数が増えてくれば増えてくるほど、それは社会との接触があるわけですから、年配の方にも感染が広がってくるのは当然広がってきます。家族にも高齢者の方もいらっしゃる。それから家族の中での濃厚接触の感染者も当然広がってくる。 そう考えてくると、やはり若い方中心の今の現状ですけれども、なんとかここを抑え込んでいかないと高齢者の方、そして重篤になられる方、そしてお亡くなりになられる方が増えてくるということになりますので、ぜひこの4連休についてはこのあとも申し上げますが、感染症対策についてのご留意をお願いしたいと思います。 この間、調査をしてきまして、第1波が終わってから6月中旬以降の傾向をまとめています。まず年齢分布ですが、グレーで描いていますけども、これは年代別に分けています。このグレーのところが20代になります。ですので6月14日から7月11日までは20代が約52%、そして7月12日から7月21日、昨日までですけども、これも50%。ですので20代だけで50%を占めるということ、半分を占めるという非常に高い比率になっています。第1波のときは20代は確か10%から20%の間、年代別に分かれていましたが、これはもう50%が20代ということで、非常に高い割合になっています。