12月に健康保険証の発行が終了。マイナンバーカードを保険証として利用するメリットはあるのか
2024年12月2日から、現在の「健康保険証」の新規発行が終了し、以降はマイナンバーカードでの保険証(以降、マイナ保険証)の利用を基本とする仕組みに移行されます。 ◆【スケジュール】健康保険証の発行終了~使用不可まで「具体的な」スケジュール 自治体によっては、2024年9月から世帯ごとに「医療保険のデータベースに登録されている個人番号(マイナンバー)」のお知らせが送付される予定です。 このように、健康保険証の廃止に向けた動きが進んでいますが、現在使用している健康保険証は、廃止後も使えるのでしょうか。 本記事では、2024年12月2日以降の、健康保険証の利用の可否について解説していきます。 現行の健康保険証と比較した「マイナ保険証のメリット」についても紹介しているので、あわせて参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
12月2日から健康保険証の新規発行が終了。健康保険証は使えなくなる?
2024年12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証を利用することが基本となります。 とはいえ、現状は「健康保険証の新規発行が終了」するだけであるため、有効期限までは継続して使用が可能です。 なお、2024年12月2日時点で有効な健康保険証の場合は、最大1年間有効とする経過措置も設けられています。 ●健康保険証の有効期限が過ぎた場合 健康保険証の有効期限が過ぎた場合は、マイナ保険証を活用して、病院受診をする必要があります。 もし、マイナ保険証を持っていない場合は、被保険者資格の情報が記載された「資格確認書」が送られてくるので、資格確認書を提示すれば、窓口負担で医療受診ができます。 健康保険証は、2025年12月2日までに完全に廃止される予定です。 資格確認書の有効期限は4~5年となっているため、まだマイナンバーカードを取得していない方は、早めに申請を検討することをおすすめします。 ●後期高齢医療保険証も2024年12月から廃止に 原則75歳以上の人を対象に発行される後期高齢医療保険証も同様に、2024年12月2日から新規発行が廃止となります。 高齢になると、制度の変更に追いつくのが難しくなる局面も増えるでしょう。 政府も広報を続けていますが、周りの支えも大切になるといえます。