ショック受けた繊細さんのための「心を守る方法」
こんなふうに、いろんな気持ちがあって大丈夫。ネガティブな気持ちを叩き潰したりせず、相手に対する何種類もの気持ちを、そのまま抱えていきましょう。 ネガティブな感情が出てきたら、抑え込もうとせずに「そっか。そりゃ、そうだよね」と言ってあげてください。 どんな気持ちも、自分を守ろうとして出てきてくれています。「うらやましい」「あの人キライ」など受け入れにくい気持ちであっても、試しに心の中で「そうだよね」とうなずいてあげてほしいのです。
自分自身に話を聞いてもらえると、ネガティブな感情もすーっと落ち着いていきます。 ■心がしんどいときは、体からケアする 心がしんどいときは、精神的にどうにかしようとがんばるのではなく、「体からケアすること」も、とてもおすすめ。 心と体はつながっています。 「大丈夫だよ」と心(気持ち)に寄り添うと、肩の力が抜けたり、呼吸が深くなったりと体がくつろぎます。 逆に、お風呂で体をあたためたり、お布団でゴロゴロしたりして体がリラックスすると、ほっとして気持ちも上向いてきます。
体から心へアプローチすることもできるのです。 のんびりする時間をとって、心を回復させよう お茶がおいしい、空がきれいだなぁ、お布団がぬくぬくしてる。 1日の中で、ほんの5分でもいいので、自分のためだけにくつろぐ時間をとってみましょう。 成果主義の社会にいると、つい「有意義に過ごさなきゃ」「これが終わったら次」と動き回ってしまいます。ですが本当は、のんびりしたり他愛もない話をしたりと、なにかの役に立つわけではない、ゆったりした時間の中で、心が満たされていくんですよね。
武田 友紀 :HSP専門カウンセラー、公認心理師