ショック受けた繊細さんのための「心を守る方法」
気持ちに寄り添うと、動揺が鎮まっていきます。「怖かったよね」「イヤだったよね」と自分に声をかけると、泣けてくることも。「泣いちゃダメだ」ではなく、存分に泣かせてあげましょう。 ■時間を巻き戻して、動機を思い出す 人間関係ではときに、思わぬショックを受けることがあります。 「仕事がつらくて、会社をやめたいと先輩に相談したら、『仕事は誰だってつらいもの』と強い口調で非難された」 「好きなユーチューバーの動画を見ていたら『くだらないことに時間を使っている』と説教された」
このようにショックなことを言われたときは「時間を巻き戻す」という技を使ってみましょう。 ステップ 1 として、自分の気持ちに目を向けます。 先ほどのやり方と同じになりますが、 「こんな人だって見抜けずに相談した自分が悪いんだ」 「とっさにその場で言い返せなかった。自分を守れなかった」 などの考えはいったん脇に置き、ショックを受けたその気持ちに共感の声をかける。 ステップ2 として、時間を巻き戻して、動機に目を向けます。
「もともと、どうしてそれをしようと思ったのか」、自分の動機に目を向けましょう。 ステップ3として、動機を言葉にして「○ ○したかった んだね」と自分に言います。 「『わかってもらえるといいな』と思ったんだね」「その人の世界観が好きなんだね」など。すると、その動機自体は全く悪いものではなかった、と気づけるのです。 ■ネガティブな気持ちはあっていい! 繊細さんから「ネガティブな気持ちを持つ自分を否定してしまう」というお話を聞くことがあります。
「結婚した友達をうらやましいと思ってしまう。友達なのに素直に祝えなくて、そんな自分がイヤ」 「内心、相手にダメ出ししてしまう。相手のいいところだけ見えたらいいのに、イヤなところばかり目につく」 このように「ネガティブな気持ちを持ってはいけない」と思えば思うほど、自分や相手のイヤな部分に大きく反応してしまいます。 相手に対する気持ちは「100%いいもの」じゃなくてもいいんです。ここは好きだけど、ここはキライ。こういうところは、すごいと思う。でも、こういうところは苦手。友達のことは好き。でも、やっぱりうらやましい!