胃腸トラブルに「ヨーグルト」は逆効果…不調を防ぐ、驚くべき「3つのルール」を専門家が解説
“季節の養生”と言われるほど季節や暦を重視する「中医学」と、根源的な理論や原典が共通することから、じつは中医学と大きくリンクする「東洋占術」を組み合わせ、まったく新しい「開運養生」という概念を生み出したのは、著書累計45万部の大人気漢方コンサルタント・櫻井大典氏と、メディアで引っ張りだこの占い師・暮れの酉氏。 【写真】Momoka Japan 外国人が日本食を食べて感動が止まらない 本稿では、それぞれの分野で活躍中の二人による、数千年の歴史に裏付けられた「中医学」と「東洋占術」の智慧を惜しみなく活用した、幸運と健康を引き寄せる『開運養生12か月』(ワニブックス刊)より一部を抜粋・編集し、1月に起こりがちな胃腸トラブル・メンタル面での不調などの“超かんたん”な改善法と、この時期に食べたい食材について、中医学の観点から徹底解説します。
疲れ、胃腸トラブルには、あえて1食抜いてみる
1年のスタートとなる1月。心新たに、晴れやかな気持ちで過ごしている方も多いことでしょうか。一方で、1月は1年でもっとも寒さが厳しいとき。いわゆる“寒の入り”と呼ばれ、太陽の光から得られる「陽気」は不足し、寒さから、中医学で冬が司る臓である「腎」にますます負担がかかります。 そのため、新年の活気とは裏腹に、とにかく疲れる、よく眠れない、寝ても疲れがとれないといった症状に悩まされる人も多いかもしれません。 さらに、年末年始特有のたび重なる外食や食生活の乱れなどから、とにかく胃腸が疲れやすい時期でもあります。食欲不振、下痢、軟便、吐き気などの胃腸トラブルに見舞われる人も多いことでしょう。 ちなみに、空腹を感じない、食べるとすぐに眠気に襲われるといった症状も、胃腸が弱っている証拠です。 1月の養生のポイントは、「小食」。胃腸のトラブルは、そのままメンタル面の不調へとつながるため、とにかく胃腸を健やかに保つことが、心身ともの養生になるのです。 できれば、一食をお粥や野菜スープに代えるなど、あえての小食で、とにかく疲れた胃腸を休ませてあげましょう。あるいは、食事の時間になってもお腹が空いていない場合は、一食抜くのもおすすめ。 現代では、「食べなくて病気になる」ということはまれです。それよりも、食べすぎや栄養過多による不調のほうが、明らかに多いのです。とくにこの1月は、「お腹が空いた」と感じてから食事を摂るようにしてみてください。