胃腸トラブルに「ヨーグルト」は逆効果…不調を防ぐ、驚くべき「3つのルール」を専門家が解説
「やりたい!」気持ちは抑え、準備だけに
そして、2月3日の立春を前に、冬の終わりにあたる1月は、とにかく「閉蔵(へいぞう)」を意識すること。中医学で冬のことを「閉蔵」と言いますが、文字通り、蔵を閉じてこれまでの蓄えでしのぐがごとく、過度に動きすぎない、発汗しすぎない、発言を控えるといった、3つのポイントをおさえるといいでしょう。 アクティブに出歩いたり、激しい運動などは避け、「やりたい!」と思うことがあれば、今は準備だけをすすめて、実際の行動は春を待つようにしましょう。また、動物の冬眠のように、5分でも10分でもいいですから昼寝をするのもいいでしょう。 そして、ぜひ取り入れたいのが、日光浴。太陽の光を浴びることで交感神経が刺激され、自律神経がととのいます。自律神経がととのえば、自ずとエネルギーが湧き上がってくるはず。このような養生を心がけながら、来るべき春を静かに待ちましょう。
1月の「開運養生フード」はエビカニ、お粥、みかん
■【身体を温める食べもの】―1月の開運養生フードその1 冬の食養生の基本となる、身体を温めて潤いを補給する食材を意識して摂りましょう。あらためて、身体を温める食べものをご紹介します。 この時期なら、ナツメグ、シナモン、八角、フェンネルシード、唐辛子、栗、くるみ、鮭、うなぎ、エビ、羊肉、鹿肉、牛テール、鶏肉などがおすすめです。 ■【潤いを補う食べもの】―1月の開運養生フードその2 冬の特徴は、なんといっても寒さと乾燥です。そこで、身体の潤いを補う食べものをご紹介します。黒ごま、白ごま、あわ、豆腐、もち米、ハトムギ、黒豆、黒きくらげ、白きくらげ、里いも、ゆり根、白菜、りんご、カニ、エビ、牡蠣、昆布、鶏卵、はちみつ、オリーブオイルなど。 冬の果物代表、みかんも潤いを補給し、食欲を促し情緒を安定させてくれるので、“こたつでみかん”で冬を楽しみましょう。 ■【胃腸に優しい食べもの】―1月の開運養生フードその3 年末年始の会食などで胃腸が弱りがちな1月は、なるべく胃腸に優しい食べものを意識して。おすすめは、お粥、さつまいも、豆腐などの大豆製品、キャベツ、りんごなど。 胃腸が疲れたときには、それこそ胃腸薬を飲むようなつもりでお粥を食べましょう。 ただし、お腹に良いイメージのあるヨーグルトは、中医学においては胃腸が弱い人は避けるべき食べもの。ネバネバ系の食材やお餅も消化に時間がかかります。 …つづく前編記事の「なんと、元日よりも“おめでたい日”は「年に3日」もあった…その理由を開運のプロ「暮れの酉」が教える」では、「十干十二支」を用いた1月の開運日、と開運方法をご紹介します。
櫻井 大典、暮れの酉