「寒い夜だから~♪」心とカラダを温める「オニオングラタンスープ」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 料理初心者男子でもデキる・モテる簡単レシピ
れっきとしたフランス料理だった「オニグラ」
花粉も飛び始め、春めいてきた……と思ったら、ブルッ! 寒いじゃありませんか~! 「寒の戻りってヤツでしょうか。毎年この時期は三寒四温と言いますからね」 急にオヤジくさいことを言い出した野本さん。なんか背中まで丸まってみえますが、こんな時は身体を中から温めたい! 何かパッとできて、ヌクヌクあたたまれそうな料理、教えてくれませんか? 「じゃ、コレかな。玉ねぎと、パン、バターとチーズ……冷蔵庫にある材料で手軽にできて温まれるスープです」……ということで、おすすめいただいたのは「オニグラ」こと「オニオングラタンスープ」でした。 実はこの「オニグラ」、リヨン名物だったオニオンスープがパリへ伝播し、そこでチーズを乗せて焼くグラタンスタイルになったのだとか。日本の洋食だと思っていましたが、れっきとしたフランス料理だったんですね。そう聞けば、なおさら作ってみたくなります。
「オニオングラタンスープ」を作ってみよう!
材料(2人前・340ml入る器に2個分) 玉ねぎ 2個(400g) 水 500ml 固形ブイヨン 1個 バター 30g ピザ用チーズ 適量 パルメザンチーズ 適量 バケット 2~4枚 ニンニク 適量 塩 少々 胡椒 少々
フランス料理と聞くと、なんだか難しそうなのですが、「オニグラ」はいたって簡単&シンプル。まずは玉ねぎを薄切りにします。
今はもう新玉ねぎも出回っていますが、新玉ねぎは水分が多く、あめ色に炒めるのがひと苦労ですので、“ひね”の玉ねぎを選んでください。つまり、フツーの玉ねぎです。
玉ねぎがスライスできたら、鍋であめ色になるまで炒めていきます。
まずは鍋にバター半量を入れ火にかけます。