容姿端麗な夫にほれ込み結婚20年、義父亡き後に妻を襲った「地獄」の原因
日本が直面している2025年問題。これは、超高齢化社会に突入し、医療や介護の担い手が不足すると予測されている問題だ。2024年12月2日ににしおかすみこさんが出演した「あさイチ」の特集は「介護危機」と題されていた。実際、介護に至っては、厚生労働省は「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について」で介護人材の需要見込み253万人に対し、供給見込みが215.2万人と発表している。つまり37.7万人に不足が予測されている”危機”なのだ。 【写真】認知症の母と暮らすにしおかすみこさんとカリスマ介護士の高口光子さん 中でも訪問介護に至っては、問題が大きい。2024年11月にジュンク堂書店池袋本店にて開催されたにしおかすみこさんと、カリスマ介護士の高口光子さんとトークイベントでも、介護保険の引き下げにより、訪問介護を行う事業所が継続できない状況になっていることが話題となっていた。それゆえに80代の介護ヘルパーが80代の介護をする現状がある。そして訪問介護をお願いできないと、家庭内での負担が増加する。 キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんは「最近、介護をきっかけに離婚に踏み切るための証拠にしたり、介護を隠れ蓑にする浮気が増えています」と言う。 山村さんに依頼がくる相談の多くは「時代」を反映している。同じような悩みを抱える方々への問題解決のヒントも多くあるはずだ。個人が特定されないように配慮をしながら、家族の問題を浮き上がらせる連載「探偵が見た家族の肖像」より、2025年に注目されるニュースに関係のあるテーマを再編集の上お届けする正月SP第1回は「介護」について。 今回山村さんのところに相談に来たのは、45歳の派遣社員・由美さん(仮名)だ。「夫が月10万円しかくれず、娘が進学できないんです。さらには義母の介護まで押し付けてきて……」と山村さんに連絡をしてきた。 山村佳子(やまむら・よしこ)私立探偵、夫婦カウンセラー。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリング経験を持つ探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。