香港カップ2024の見どころ・予想|ロマンチックウォリアー3連単1着固定の計12点で勝負
日本時間12月8日に香港・シャティン競馬場で行われる香港国際競走。日本では、ヴァーズ、スプリント、マイル、カップの馬券が発売される。ここでは香港カップ(G1/芝2000m)の傾向と予想についてまとめる。 香港シャティン競馬場のAWコースに入るリバティアイランド 傾向 香港カップは、香港・シャティン競馬場の芝2000メートルで行われるG1レースで、香港馬と日本馬が強い傾向を持つ。過去10年で両国馬がそれぞれ5勝を挙げており、欧州勢は苦戦している。日本馬は2019年から3連覇した実績がある。ゲート番では、過去25回の競争で1番と7番が4勝で最多勝。それに続くのが、4番、5番、8番、12番で3勝を挙げている。 予想 本命はロマンチックウォリアーに逆らえない。G1を8度制している香港の怪物は、4月に香港・シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(G1/芝2000m)で外を回す強引な走りながら他馬をねじ伏せる圧倒的な強さを見せた。同舞台で行われる今回も、圧勝する可能性は十分にある。 2番手以降の予想は難しいが、対抗にはリバティアイランドを推す。昨年の3冠牝馬は、前走の天皇賞・秋で13着と惨敗したが、それまでは8戦連続で3着以内と安定感抜群。海外競馬は、前々走で3着に入ったドバイシーマクラシック(G1/芝2410m)で経験しており問題なし。調教も順調に来ているようで、ロマンチックウォリアー逆転候補の最右翼だ。 3番手にはタスティエーラを選ぶ。2023年のダービー馬は、菊花賞(G1/芝3000m)で2着に入った後は3戦連続で掲示板を外していたが、前走の天皇賞・秋で2着と復活。父サトノクラウンは2016年に香港ヴァーズを勝っており、血統的に見てシャティンの芝は合うかもしれない。 4番手と5番手にはエイダン・オブライエン厩舎の3歳牝馬2頭を選択する。ウイングスパンは、前々走がイギリス、前走がアメリカと海外を転戦。前走のブリーダーズカップターフ(G1/芝2400m)は5着に敗れたが、勝ち馬から0.6秒差と大負けはしていない。コンテントは、若干距離不足かもしれないが、鞍上のライアン・ムーアの手綱さばきに期待する。 ◎ロマンチックウォリアー 〇リバティアイランド ▲タスティエーラ △ウイングスパン △コンテント 買い目 ロマンチックウォリアーを3連単1着固定にして、印をつけた4頭に流す計12点で勝負する。 1着:1 2着:4、9、10、11 3着:4、9、10、11 香港カップ出走予定馬一覧(12月5日発表) 馬番(ゲート番)/馬名/生産国/性齢/騎手/厩舎(調教国) 1(1)/ロマンチックウォリアー/アイルランド/せん6/J.マクドナルド/C.シャム(香港) 2(10)/スピリットダンサー/イギリス/せん7/O.オーア/R.フェイヒー(イギリス) 3(4)/ストレートアロン/オーストラリア/せん6/B.アブドゥラ/P.イウ(香港) 4(7)/タスティエーラ/日本/牡4/D.レーン/堀宣行(美浦) 5(8)/カリフ/ドイツ/せん5/A.デフリース/C&Y.レルネール(フランス) 6(2)/ニンブルニンバス/ニュージーランド/せん7/A.アッゼニ/P.イウ(香港) 7(11)/ザフォクシーズ/アイルランド/牡4/O.マーフィー/A.ボールディング(イギリス) 8(6)/エンカウンタード/アイルランド/せん5/H.ボウマン/D.ホール(香港) 9(5)/リバティアイランド/日本/牝4/川田将雅/中内田充正(栗東) 10(9)/コンテント/アイルランド/牝3/R.ムーア/A.オブライエン(アイルランド) 11(3)/ウイングスパン/アイルランド/牝3/W.ローダン/A.オブライエン(アイルランド)
一野洋/スポーティングニュース