病院給食、2年連続値上げへ 1食あたり20円、負担増で最終調整
入院患者の「病院給食」について、厚生労働省は、来年度に公定価格を改定し、患者負担を1食あたり20円引き上げる方向で最終調整に入った。引き上げは2年連続。食材などの物価高騰が続くなか、医療機関の負担を軽減するのが狙い。 保険診療で入院する患者に提供される食事代は公定価格で定められ、原則1食670円。そのうち患者負担は490円となっている。 関係者によると、来年度に公定価格を20円引き上げ、患者負担も同額増やす案を軸に調整中。住民税非課税世帯や、所得が一定の基準に満たない70歳以上の人は、引き上げ幅が緩和される。
朝日新聞社