北海道で“映画と美食の祭典”が立ち上がった背景。大泉洋ら所属事務所が新たなチャレンジに挑む
世界料理学会によると、その設立の理念は「“美食の街”として世界に知られるスペイン・バスク地方の小都市サン・セバスティアンでの取り組みを手本に、北海道函館市内でスペイン料理店を営む深谷宏治シェフを中心に2009年から開かれてきました。そこでは、料理人たちが料理の背景にある風土や素材について語り、調理の技についてプレゼンテーションを行い、日本の食文化の発展と料理人・レストランのクリエイティビティの向上、食に関わる全産業の繁栄を目指すことを目的としています」と記されている。
■食における映像コンテンツの大切さ 「世界料理学会は、各地のシェフが集まって、自分たちの料理のプレゼンテーションを行い、互いに勉強し合うサン・セバスティアンでの取り組みを手本に、深谷シェフが呼びかけ人となって函館で2009年から開催されています。 最近では映像を使ってプレゼンテーションをするシェフが増えているのですが、その映像効果は食欲に直結します。食における映像コンテンツは今後なくてはならないものになるでしょう。
昨今は映画のみならず魅力的な食の映像コンテンツが多いので、まずはイベントでマッチングさせなければと考えました。映画祭を立ち上げたいと思ったきっかけはたくさんありますが、北海道が世界にアピールできる大切な要素になると思っています」 3月19~21日には北海道・札幌市内各所で「プレイベント」を実施。映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』上映&トークイベント(ゲスト:市原隼人ほか)、『そらのレストラン』上映&トークイベント(ゲスト:大泉洋、本上まなみ、ほか)、そしてレストラン「ヌーベルプース大倉山」で「そらのレストラン」のモデルにもなったせたな町と今金町で自然栽培やオーガニック農法を採用している生産者ユニット「やまの会」、そこから提供された希少な食材を使用したディナーと道産ワインを楽しむシネマディナーイベントも実施された。