〔米株式〕ダウ3日ぶり反落、382ドル安=利益確定売り進む(12日)☆差替
【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク株式相場は、史上最高値を連日更新した反動から利食い売りが優勢となり、3営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比382.15ドル安の4万3910.98ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は17.36ポイント安の1万9281.40で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1095万株増の9億7917万株。 トランプ次期米大統領による規制緩和への期待を背景に相場をけん引してきた金融大手ゴールドマン・サックスなどが売られた。長期金利の上昇も相場を圧迫し、ダウの下げ幅は一時400ドルを超えた。 トランプ氏を支援する米実業家イーロン・マスク氏率いる電気自動車(EV)大手テスラは6.2%安。同株もナスダックを押し上げてきたが、高値警戒感から売りが先行した。翌13日に10月の米消費者物価指数(CPI)発表を控えて様子見ムードも漂う中、投資家が重視するS&P500種株価指数は米大統領選後、終値ベースで初めて下落して取引を終えた。 ダウ構成銘柄は、医療サービス会社の買収阻止へ司法省から提訴されたユナイテッドヘルス・グループが1.7%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1.6%安、アムジェンが7.1%安。マイクロソフトは1.2%高、アマゾン・ドット・コムは1.0%高、ハネウェル・インターナショナルは3.9%高だった。