花嫁が憧れるドレスの宝庫! パリ・オートクチュールの世界【前編】
2024年6月24~27日にパリで開催された2024-25年秋冬オートクチュールコレクション。デザイナーの研ぎすまされた美意識と、メゾンのクラフトマンシップが結集したドレスの数々は、花嫁のインスピレーションの宝庫。歴史あるパリのクチュールメゾンの最新ドレスから、中東系クチュリエによる王道のラグジュアリードレス、インドを筆頭とするアジア発のクチュリエにもご注目ください。
シャネル
オペラ座にて行われた今回のショーは、舞台装飾やバレリーナの衣装を反映した華麗なドレスがずらり。ラストを飾ったのは、ボリュームスリーブ、花のアップリケやスパンコール、クリスタルの刺しゅうといった豪華なディテールがちりばめられたシルクタフタのドレス。ヘアに大きなリボンを飾ったロマンチックな花嫁姿が印象的でした。
エリー・サーブ
世界の王室や中東の大富豪を顧客にもつ、レバノン発クチュリエの代表格であるエリー・サーブ。シャンパンカラーの刺しゅうがグラフィカルに施されたレースのドレスは、お揃いのロングベールで神秘的なムードをプラス。エキゾチックなプリンセス風のドレス姿です。
ディオール
クチュールとスポーツウェアの要素を融合した画期的なコレクションを展開したディオール。ボディの動きとともに揺らめくジャージー素材のベアトップドレスは、エフォートレスでありながらエレガンスたっぷりです。
ヤニナ・クチュール
ロシア人デザイナーが手がけるヤニナ・クチュール。 まるで花びらのような立体的で透明感あふれるティアードのドレスは、中央のシルバースパンコールがアクセントに。ふんわりとしたボリュームのベールが花嫁の可憐さを引き立てています。
ジョルジュ・オベイカ
シアーなスリーブ、花の3D装飾とビーディングがクチュール美とロマンチシズムを感じさせる、レバノン発ブランド、ジョルジュ・オベイカのドレス。自然光の会場だけでなく大きなバンケットにも映えそうな一着です。
ジョルジュ・オベイカ
自然のモチーフを取り入れた精巧&エキゾチックな刺しゅうとビーディングが目を引くAラインドレス。透け感のある素材ながらも、圧倒的な気品と大人のエレガンスを感じさせる一着です。