食品の価格を日本と比べてみたら?噂のセーヌ川&エコへの取り組み【パリオリンピック通信#3】
ヒトデじゃないよ!オリパラマスコット「フリージュ」
この赤いマスコットは「フリージュ」といいます。 お土産屋さんでも大人気。様々なサイズのグッズが売られていました! これはフランス革命の自由の象徴としても知られる「フリジア帽」がモチーフになっています。オリンピック・フリージュと、片足が義足のパラリンピック・フリージュのペアです。
街には観光客があふれています!
夏のパリはもともとたくさんの観光客でにぎわいますが、今年はさらに混みあっています。こちらはルーブル内、モナ・リザの部屋。ルーブルは、オリンピック期間中は完全予約制となり、普段より観光客は少なかったそうです。それでも夕方の人が少し減った状態でこの通り。日中はさらに幾重にも人垣ができています。 この夏のホテルの値上がりも相当なもの。全国的に上がりましたが、特にパリのホテルはオリンピックの影響もあり高騰しました。2023年のパリのホテル1泊の平均価格は167ユーロ(約26,887円)だったのが、現在は平均674ユーロ(約108,514円)と約4倍になっています。一方民泊は平均200ユーロ(32,000円前後)程度ということで、民泊の人気が高まっています。
噂のセーヌ川の様子は?
トライアスロンの水泳競技会場としても使用されたセーヌ川。パリの象徴ともいえる美しい風景の一部ではありますが、実際の川はこんな色です。水質改善の努力もしたようですが……。 以上、3回にわたってパリの街の様子を生活者の目線でレポートいたしました。少しでもパリオリンピック2024の雰囲気を味わっていただけましたら幸いです。 今、開会式で披露されたあの気球型聖火台を今後もパリの街を飾る新たなモニュメントとして引き続き保存しようかと国で検討されているそうです。円安の影響もあり、日本からはなかなか旅行しにくい状況だとは思いますが、ほかにもまだまだ見どころのある街パリに、是非お越しください。お待ちしております! ※価格は1ユーロ=161円で計算しています(8月13日時点)。
【取材協力】
中村ゲール潤子 大学卒業後、三越パリ店、三越本社日本橋旅行事業部などを経て40歳の時に退職。その後、南仏プロヴァンス大学大学院で経営学を学ぶ。エクサンプロヴァンスで結婚し、日本語教師として高校生や大学生と15年間関わる。現在、フランス人の夫とパリ在住。趣味は旅行、料理、茶道。フランス調理師免許取得。
kufura編集部