サードで初GG賞のSB栗原陵矢 今後は捕手に再挑戦?「プロ野球選手である以上…」「捕手でGG賞をとりたい」
◇プロ野球 第53回三井ゴールデン・グラブ賞 表彰式(28日、都内) プロ野球で守備の名手たちに贈られる「三井ゴールデン・グラブ賞」。パ・リーグのサード部門ではソフトバンクの栗原陵矢選手が初めて受賞しました。 【画像】2024年度パ・リーグのベストナインの一覧 これまでキャッチャー、ファースト、サード、外野など様々なポジションを務めてきた栗原選手。小久保裕紀監督1年目の今シーズンはサードに固定され、139試合に出場。315回の守備機会で失策数8、リーグトップの守備率.975と安定した守備を披露しました。 またバッティングでもチーム最多144安打(リーグ3位)、20本塁打(同5位)、87打点(同3位)、打率.273(同5位)と存在感を発揮し、独走Vに大きく貢献していました。 プロ10年目での初受賞について、栗原選手は「いつかとりたいと思っていた。本当にいろいろなポジションを守ってきた中でなかなか縁がない賞だったので、その中でとれたのはうれしいです」と喜びのコメント。 「キャンプから本多(雄一)コーチをはじめ、奈良原(浩)ヘッドコーチと作り上げてきた守備ですし、何も分からないまま始まったサードでしたけど、こういう賞がとれてすごくうれしい。お二方の力と、今宮(健太)さんのご指導の力のおかげだと思います」と現役時代に内野守備を極めた2人、そして三遊間を形成する今宮選手へ感謝の言葉を口にします。 そんななかでも、栗原選手には秘めたる思いが。「やっぱりまだまだ捕手でゴールデン・グラブ賞をとりたい気持ちはある」と、21年まで登録ポジションだったキャッチャーへの“未練”を明かします。 「やっぱりプロ野球選手である以上、チャンスがまだまだあるのでいつかとりたい」と語る栗原選手。今オフはチームの正捕手・甲斐拓也選手がFA権を行使していて、来シーズンは長年主軸を担った扇の要を失う可能性があります。 今やリーグの顔、そして侍ジャパンとしても活躍する栗原選手。来年はどんな姿を見せるのか注目です。