【図解】「FBI“解体”唱える人物」、「プロレス団体元CEO」…トランプ新政権発足2カ月前に主要閣僚固まる
■住宅都市開発長官 元NFLのターナー氏を起用
ロイター通信によりますと、トランプ次期米大統領は11月22日、住宅都市開発省の長官に米プロフットボールリーグ(NFL)選手のスコット・ターナー氏を起用することを発表しました。
■財務長官 投資家のスコット・ベッセント氏を指名
ベッセント氏は投資ファンドの創業者で、今回の大統領選挙では資金調達のほか、民主党に否定的なデータを提供するなどトランプ氏の選挙戦を支えました。 ベッセント氏は規制緩和や減税による経済成長を重視する一方、トランプ氏が主張する関税の引き上げについては、インフレを抑制するため段階的なアプローチを取るべきだという考えを示しています。 トランプ氏は声明でベッセント氏を「世界屈指の投資家」と評価し、財務長官として「アメリカの新たな黄金時代の幕開けを切り開く」としています。 重要閣僚の財務長官人事を巡っては、実業家のイーロン・マスク氏らも関与する形で、ポスト争いが繰り広げられていました。
■司法長官 ゲーツ氏が未成年性交渉疑惑などで辞退⇒パム・ボンディ氏を指名
アメリカのトランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員が指名を辞退すると表明しました。 司法長官候補のゲーツ氏を巡っては、未成年の女性との性交渉や違法薬物を使った疑いで、共和党の中からも閣僚として不適格との声が上がっていて、上院での人事の承認が危ぶまれていました。 ゲーツ氏は11月21日、自身のSNSで「不毛な争いに費やす時間はない」などとして、司法長官の指名を自ら辞退すると表明しました。 トランプ氏はゲーツ氏の辞退について、「新政権を邪魔したくなかったのだろう」と決断を評価しました。 また、ゲーツ氏に代わる司法長官として、フロリダ州元司法長官のパム・ボンディ氏を指名すると発表しました。
■教育長官 プロレス団体会の大物リンダ・マクマホン氏を指名
トランプ氏はプロレス界の大物を閣僚に加えることを11月19日、決定しました。 世界最大のプロレス団体の元CEO、リンダ・マクマホン氏です。 マクマホン氏は夫のビンス氏と共に設立したプロレス団体「WWE」を世界180カ国で放送される一大帝国に育て上げました。トランプ氏との関係も深く、2007年にはビンス氏との「髪切りマッチ」に参加。この時はトランプ氏がビンス氏の髪を刈り上げました。