日本にきてから100年『ブラックバス』ってどんな魚?年間の行動や、なぜルアーで釣れるのかを解説
ブラックバスを釣るから「バス釣り」。それならば相手となる魚のことはたくさん知っておくほうがいいに決まってる! 日本にやってきてもうすぐ100年を迎えるブラックバスの基本を知って、釣りに役立てよう! [画像]オオクチバスとコクチバスの違いとは? 写真ギャラリーはこちら
アメリカからやってきた最高のターゲット
ブラックバス(ラージマウスバス)は1925年、神奈川県の芦ノ湖に食用淡水魚として放流され、やがて全国各地へと広まった。原産国はバス釣りの本場として知られるアメリカ。バス釣りの専門用語にカタカナが多いのはその影響を受けているからだ。 ほかの魚に比べて口が大きくキャラクター性の強いそのビジュアルや、引きの強さ、釣りの奥深さといった要素で釣り人を楽しませてくれる。また、日本中の川や湖、池などあらゆるフィールドに生息できる高い対応力を誇り、身近で釣れるというのも大きな魅力となる。 身近にある様々な淡水域で釣れるのがブラックバスの魅力。時には跨げるような水路やイワナやヤマメが生息していそうな綺麗な川で釣れることも。 春に産卵することで繁殖していき、一般的な寿命は8年ほど。肉食性でほかの魚やエビなどの甲殻類、虫、両生類など、口に入るものは何でも食べる貪欲さを持つ。 四季折々に応じて釣り方や最適なルアーが変わってくる奥深さがバス釣りを面白くするのだ。 成長すると60センチを超える大きさになることもあるブラックバス。『ランカー』とも呼ばれるこういったサイズの魚は賢く、引きも強いため容易に釣ることはできない。 ◆ラージマウスバス スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属。和名:オオクチバス。学名:Micropterus salmoides。一般的には「ラージマウスバス」と呼ばれる日本で最も一般的なブラックバス。その名前の通り、体の割に大きな口が特徴の魚。1925年にアメリカからやってきた外来種。 ◆スモールマウスバス スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属。和名:コクチバス。学名:Micropterus dolomieu。スモールの名前で知られるブラックバスの一種。ラージに比べて口が小さく、体も大きく成長もしにくい。ラージよりも冷たい水や流れを好む。