日本にきてから100年『ブラックバス』ってどんな魚?年間の行動や、なぜルアーで釣れるのかを解説
ブラックバスの1年
◆春 水温があがるにつれて越冬していた深場から徐々に岸近くの浅場へとやってくるようになる。ただし、産卵の前後でコンディションは大きく変わる。 ◆夏 あらゆる生物が活発に動き回る季節なだけあって、バスも元気に。ただし真夏の高すぎる水温はバ スも嫌がるため、涼しい日陰や流れのある場所を好む傾向も。 ◆秋 快適な水温であることが多く、バスのコンディションも良好。様々なエサを積極的に食べるので、釣れるポイントも多種多様に。越冬前に栄養を蓄える季節とも言われている。 ◆冬 水温の安定した深場であまり動き回らずに生活(越冬)していることが多い。しかしエサを食べないわけではないので、越冬場所さえ絞り込めれば釣れる可能性は高い。
スポーニング(産卵)
◆前期 (プリスポーン) 越冬を終えたバス達が岸際の浅瀬へとやってきて、産卵場所(ベッド)を作る場所を探す時期。 ◆中期(ミッドスポーン) オスメスのバスがペアになって、産卵行動をする時期。その後バスは外敵から卵を守るための行動を取る。 ◆後期(アフタースポーン) 引き続き卵や孵化した稚魚を守る行動を取る。また、消耗した体力を回復するために静かに休む時期でもある。
食べ物
肉食魚であるバスは様々な生き物を捕食している。特にワカサギやヨシノボリといった小魚、エビやザリガニなどの甲殻類など、水中に生息しているものを食べることが多い。それ以外にも、水面に落ちてくるバッタやカエルなど、口に入る生き物であれば何でも食べる傾向にある。
なぜルアーで釣れるのか?
ブラックバスがルアーで釣れる理由は様々。エサとなる小魚と間違える「食性」や、他の魚に取られまいとする「競争心」、不思議なものに興味を持つ「好奇心」、縄張りの主張などによる「威嚇」、卵や稚魚を守るための「防衛本能」、目の前を通過した時などに思わず反応してしまう「リアクション」などがその理由とされている。エサそっくりのものがあれば、なんだかわからないヘンテコリンなものもある。ルアーの種類が多いのはここに起因するのだ。