映画舞台のカーリング場がクラウドファンディング 施設や設備の老朽化を整備「次世代のために」【長野・御代田町】
8日から公開の映画、「カーリングの神様」の舞台となった御代田町の施設が現在クラウドファンディングを実施しています。 ■あさまハイランドスポーツクラブ・土屋美喜子理事長 「(ここは)ダンボール工場の廃屋だった。当時、熱心にカーリングをやっていた方が、この前を通ったときに、どうもあの大きさはカーリング場に向いているんじゃないかと。みんなでメジャー持って外から測って」 施設を運営するあさまハイランドスポーツクラブの土屋美喜子さん。御代田町にある「カーリングホールみよた」は1995年につくられました。 ■土屋美喜子理事長「長野でオリンピックなのに長野から選手を出さなくちゃということになったらやっぱり専用リンクがなければ勝てないだろう」 その当時、まだ本州にカーリング場がなかったため、施設をつくることは試行錯誤の繰り返しでした。他にもバリアフリーにするための設備や観客席も手作り。 コロナ禍で利用者が減り、運営の危機もありましたが、この場所を愛する人たちによって支えられてきました。 ■東京から「アットホームな感じとバリアフリーになっているので、健常の方もサポートしていただけているので、とてもやりやすいなと思っています」 設立から30年。施設や備品の老朽化が進んでいることからこの度、クラウドファンディングを実施することにしました。 ■あさまハイランドスポーツクラブ・土屋美喜子理事長 「(カーリングを)大好きな人が来てくれるから私たちも頑張れた。(映画)「カーリングの神様」でカーリングをしたいという方が増えるのではないか。また次の世代に向かって頑張っていきたい」 クラウドファンディングは15日まで募集していて、達成すればストーンなどの購入に充てられるということです。 また、この施設が舞台となったカーリングにかける女子高生たちの奮闘と青春を描く映画「カーリングの神様」は8日から全国で公開されます。