グローバル企業向けクラウドERP「multibook」、会計伝票入力のカスタマイズ機能を提供
株式会社マルチブックは11日、グローバル企業向けクラウドERP「multibook」において、業務の効率化・高速化対応の第1弾を完了したと発表した。 multibookは、海外拠点管理に適したクラウド型会計・ERPサービス。12言語・複数帳簿・多通貨に対応するほか、各国の税務、商習慣にも対応する。また、コアERPとサブERPを組み合わせて利用する2層ERPを実現可能にしており、海外事業の現状を把握できるという。 そのmultibookでは、「multibook」は“最速のクラウドERP”を掲げ、導入、処理レスポンス、カスタマーサポートすべてにおいて「速さ」「早さ」を追求しているというが、今回は、経理業務の中で効率化にもっとも影響を及ぼす会計伝票入力の操作性、入力スピードの改善を実施した。 従来は、勘定科目、金額、税、明細摘要のみをメイン画面で入力でき、その他の項目は子画面に遷移して入力する必要があったが、今回はマスター設定により、メイン画面で入力可能な項目を指定可能にし、メイン画面の1画面で入力を完結できるようにしている。 なお、この設定は会社ごとに行えるため、部門別で管理している会社は部門を表示、管理していない会社は部門を非表示にし、タイの会社のみ源泉税項目を表示する――といったカスタマイズに対応するとした。 また、この設定は会計伝票の照会画面にも反映されますので、伝票を承認する、あるいは過去の仕訳内容を確認する際の操作性や効率性も改善するとしている。
クラウド Watch,石井 一志