海外メディアも大坂なおみの全豪死闘Vに絶賛の嵐「次世代スーパースターを証明」「困難に負けない並外れた力」
そして「昨年のこの時点で、大坂は世界ランク72位で、グランドスラム大会で3回戦以上に進んだことはなかった。今、彼女は2度のグランドスラム覇者だ。この短期間で驚くべき成長を見せている」と、その進化の早さに驚愕した。 大坂は、週明けの月曜日(28日)に発表される世界ランキングで1位となるが、記事内では、「まだ実感はわきません。おそらく次にプレーする大会でナンバー1に私の名前を見れば、何か感じるでしょう。だけど今は、このトロフィーを勝ち取れたことが何よりうれしいです」という大坂のコメントが紹介されていた。 英国の公共放送局であるBBCは、優勝を伝える記事の冒頭で、「笑顔の大坂は椅子に戻る前にベースラインに腰を落とし、顔を手で覆ってこの瞬間を味わった」と、チャンピオンシップポイントをサービスエースで決めた直後の様子を描写。シモナ・ハレプ(ルーマニア)が48週間、守ってきた世界ランキング1位を奪うことになる大坂が、アジア人として初の世界1位になることと、2010年に20歳で世界1位となったキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以来となる最年少選手記録であることを伝えた。 記事では、テニス界の著名人物のソーシャルメディアでの反応コメントも紹介された。 元世界1位のマルチナ・ナブラチロワ氏は、「全米オープンに勝った後、大坂はスター選手になった。そして今、全豪オープンに勝ち、世界1位となった彼女は、スーパースターだ! おめでとうチャンピオン。そしてクビトバへ、あなたは人生のチャンピオンよ」とツイート。 元世界1位のビリー・ジーン・キング氏も、「2度のグランドスラムチャンピオン、大坂へ。おめでとう! あなたの未来はとても輝かしく、あなたの才能、気力、決断力は、さらにあなたを先へと進めてくれるでしょう」と大坂の優勝を賞賛した。 フランス選手のアリーゼ・コルネは、「なんて決勝戦だ! あれほどの力強さ、決断力、勇気、体力を見せてくれてありがとう! 両選手ともに我々全員にとって素晴らしい刺激となっています」と、両選手を讃えた。 またBBCのテニス特派員を務めるラッセル・フラー記者は、「大坂は、非常に長い道のりを、とても短い時間で駆け上がってきた。21歳で彼女はグランドスラムを2連勝し、今回は、その瞬間を喜ぶことができた。今回は彼女の時間だ。クビトバの素晴らしい挽回の後、彼女は劇的なプレーで勝利を収めた」と記した上で「彼女は、この18年で初のグランドスラム制覇から2連勝をした初めての選手。何と困難に負けない並外れた力を持った女性だろう。何と驚くべき選手だろうか」と称えた。