吉村知事 大阪の百貨店クラスター「しっかり原因究明して感染対策をとっていただく」
大阪府の吉村洋文知事は4日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、大阪市北区の阪神百貨店で同日までに計128人の新型コロナウイルスの感染が判明している件について「人と人が接すれば感染対策を徹底して気をつけていただく、店員さんもお客さんもそうですけど、お願いしたいと思います」と述べた。 【中継録画】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年8月4日)
会見では、報道陣から阪神百貨店で発生したクラスターについての質問があり、吉村知事は「本日、大阪市の保健所長と担当官で現地調査もして、どこに感染経路がありどうなっているかを調査中と聞いています」と答えた。
報道陣からは「今回のクラスターについて知事が感染対策ですることは」という質問があった。 それに対し吉村知事は「今まで陽性者が出るということはあったと思いますが、これだけ大きなクラスターはなかった。デルタ株が非常に強くなっており、今までの接触の程度であれば感染しなかったものも、感染するというところだと思う」と述べた。
また「第4波では休業要請など強い措置を行ったが、今回対応策として検討することは」という質問があった。 吉村知事は「第4波の時は感染拡大と同時に医療もひっ迫した状況となったため、人流を止める必要がある判断をした」と説明。 今回については、当時と違いワクチン接種も行われていることなどから「今後の感染状況、病床のひっ迫を注視しながら、社会全体の判断を僕自身はしていきたいと思います」と答えた。 このほか「クラスターが出たところに対して休業要請などの判断はあるのか」という質問に対しては「大阪市の保健所がやるといことになるので個別の休業要請にはならんだろうなと思います」と述べ、個店に対してということは市の保健所と百貨店とが話し合ってきめるということになると思うと話していた。
そして「阪神百貨店についてはこれだけ大きなクラスターが発生してますからしっかりその原因究明をして感染対策をとっていただくということになります」とも話していた。