通天閣・大阪モデル「赤信号」を点灯 社長「観光シーズン期待していたが今は感染抑える時期」
府の協力依頼を受け赤いネオンを点灯
新型コロナウイルスの感染拡大を受け大阪府や首都圏3県に「緊急事態宣言」が発出された2日夜、大阪市浪速区の「通天閣」では宣言発出に合わせ、府独自の指標である「大阪モデル」の警戒を示す赤色のライトアップを開始した。通天閣観光の高井隆光社長は「通天閣の経営も真っ赤っか(赤字)で観光シーズンを期待していましたが、今は感染を少しでも抑える時期でがんばるしかない」と話していた。 【写真特集】通天閣が赤信号ライトアップに協力「明けない夜はない」
「夏の観光シーズンを誰よりも期待していた」
高井社長によると、今回も大阪府からの要請を受けてライトアップに協力したという。高井社長は「通天閣の経営も赤字で、復調に向けこの夏の観光シーズンを誰よりも期待していただけに落胆の気持ちでいっぱいです」と肩を落とす。 しかし「今は感染を少しでも抑える時期。これが最後の山だと思って耐えしのぎがんばるしかないと思っています」と話していた。
もずやんの泣き顔映し出される
期間は8日までで、点灯時間は午後7時から同8時まで。通常は時計を表示している展望台下のLEDビジョンには、大阪府のキャラクター「もずやん」の泣き顔を映し出している。