大阪・吉村知事 2回目のワクチン接種後の副反応SNS投稿は「知事の立場で包み隠さずオープンにした」
2回目のワクチン接種後、発熱が続いた状況などをSNSで報告
大阪府の吉村洋文知事は28日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。吉村知事は26日夜に新型コロナウイルスの2回目のワクチンを接種後、発熱が続いた状況などを自身のSNSで報告。会見でもこの投稿についての質問があり、吉村知事は「副反応でますけどはっきりいって知れた範囲です。順番が回ってきたらぜひ若い人もワクチン接種してもらいたい」と若者への接種を改めて呼びかけていた。 【中継録画】「感染が急拡大している、さらなる病床の確保を医療機関に要請する」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年7月28日)
27日には38度台を示した体温計の写真などを投稿
吉村知事は、今月26日夜に「先程、2回目のワクチン接種をしました。副反応の状況は、明日、また報告します」と投稿。27日には38度台を示した体温計の写真などとともに「約24時間が経過。先程の微熱から少し上がってきました。症状は、悪寒、全身倦怠感、関節痛という感じ。薬に頼ることなく、副反応がどこまで出るか試したかったのですが、自分に負けてロキソニン飲みました」などと投稿。28日朝までに自身の副反応の状況を複数投稿していた。
「今は発熱もなくなり正常な状態に戻りました」
会見では報道陣から「2度目のワクチン接種を終えられ発熱があったとSNSに投稿されてましたが、若い世代はワクチン接種に消極的な方もおられる。若い世代へのメッセージは」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「今は発熱もなくなり正常な状態に戻りました。一日風邪に似た症状が出たと思います」と現在の様子を報告した。
「ワクチンのメリットの方が明らかに大きい」
そして「コロナに自分がかかると重症化や他人にうつすリスクなどを考えるとデメリットの方が大きい。2度目のワクチン接種を終え、多少の副反応が出ますが、ワクチンのメリットの方が明らかに大きいと思います」と続けた。 SNSで状況を投稿したことについては、知事の立場で包み隠さずオープンにしていく方が、ワクチン接種が広がると思い行ったと説明。 吉村知事は「細かく発信をしました。変に隠したりするより『実際こうですよ』と言った方がわかりやすいと思ってやりました」と話していた。
順番が回ってきたらぜひ若い人もワクチン接種してもらいたい
また、コロナにかかると脱毛や味覚を感じられなくなるなどの後遺症が生じるケースも府内で起きているとし「自分がかからなくても家族や他人にうつると、死亡する病でもあったりする。ワクチンの供給スピードも減ってきて簡単には受けられる状況にはありませんが、順番が回ってきたらぜひ若い人もワクチン接種してもらいたいと思います」と呼びかけていた。