【 BEST 10 】2023年度・マリン 十大ニュース! 1位は『異常気象』~ 10位は『東京大学ヨット部出身の米田あゆさんが、宇宙飛行士に』
7位 GLOBE40〈MILAI〉がレースを完走! 世界一周を成し遂げる(4月)
ダブルハンド世界一周ヨットレース「GLOBE40(グローブ40)」に出場した〈MILAI〉(クラス40)が、さまざまな困難を乗り越え、フランス・ロリアン沖にフィニッシュした。 GLOBE40は、全長12mのヨットを2人で操り、世界7箇所の港を巡る8レグのコースで地球を一周するレースである。 スキッパーを務め、世界一周に挑戦したのが鈴木晶友さん。チームオーナーであり、第1レグと第4レグ、そして最後のレグ(アゾレス諸島→フランス)でコ・スキッパーを務めた中川紘司さんの2人が、笑顔でロリアンに到着。 2022年6月にモロッコをスタートし、総距離5万5000km、約9カ月の期間をかけ、フランスのロリアンのフィニッシュラインを切った。
8位 船外機が回収したマイクロプラスチック判別技術を、スズキと静岡大学が共同研究(7月)
回収物には、マイクロプラスチックのほかに砂や木クズ、微小な海洋生物などが含まれ、分別と分析の効率改善が課題となっていた。 スズキは、静岡大学とマイクロプラスチックの判別技術に関する共同研究契約を締結。プラスチックに吸着して着色させる特性を持つタンパク質を使用し、回収したマイクロプラスチックに吸着、着色させることで、正確かつ短時間で判別が可能となった。 この技術を実用化すれば、プラスチックの回収量や種類を可視化でき、海洋プラスチックごみ削減の取り組みをより身近に感じられるようになるはずだ。 スズキは「マイクロプラスチック回収装置」を開発し、2022年7月より一部の船外機へ標準搭載している。
9位 尾崎香代さんが日本人女性として30年ぶりにヨットで世界一周(11月)
オーストラリア在住の尾崎香代さんが、セーリングによる単独世界一周を成し遂げた。 2022年6月15日に、オーストラリア・ブリスベンを出発。要所で寄港しながら、西回りで地球を一周し、2023年11月7日にブリスベンに帰港した。 日本人女性として、最初に単独世界一周に成功したのは、1991~1992年の今給黎教子さんで、彼女は無寄港での達成だった。 それ以降、30年間、単独で世界一周を成功させた日本人女性はいなかった。
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