4-3-1-2で連勝中の中国に“経験者”久保建英「僕も1年目にやってたんで」
日本代表MF久保建英(ソシエダ)が北中米W杯アジア最終予選第6戦・中国戦(○4-0)を翌日に控えた18日の練習後、報道陣の取材に応じ、3連敗からの2連勝で日本戦に臨んでくる中国代表について「ずっと先制点を取っているので気をつけたい」と警戒点を口にした。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 久保のスカウティングどおり、中国は日本に0-7で破れた最終予選初戦・日本戦の後、4試合連続で前半に先制点を記録。第2戦・サウジアラビア戦は1-2、第3戦・オーストラリア戦は1-3でそれぞれ逆転負けを喫したが、システムを4-4-2から4-3-1-2に変えて以降は第4戦のインドネシア戦に2-1、第5戦のバーレーン戦に1-0で勝利しており、前半の奇襲攻撃に加えてリードを守る戦いも洗練されつつある。 もっとも久保にとって、中国が採用する4-3-1-2のシステムはソシエダでの1年目に慣れ親しんだシステム。当時は久保が2トップの一角を担い、トップ下のMFダビド・シルバとの好連係で結果を残していたが、久保は2年前の記憶を振り返りながら警戒ポイントを示唆した。 「僕も全く同じダイヤモンドの4-4-2を(ソシエダ)1年目にやってたんで。あれは上手いヤツが(中央に)集まっているイメージなので、僕のチームは。だから中国がどうなのかはわからないけど、カウンターにも2枚速い人がいたら広大なスペースがあるので、注意しないといけない点はいくつかあるかなと思います」 そう警戒しつつも、自らが崩していくための勘所も把握済みだ。まずは「プレスは菱形の横の2枚の機動力重視になると思う」と相手の出方を展望。「サイドバックが僕らのサイドバックに行くことはできないし、まだ誰が追ってくるのかはわからないけど、サイドバックが追ってこなければフリーでボールを持てると思う」とボール保持の狙いどころを見定めていた。