世界最高額は誰だ! サッカー選手市場価値ランキング1~10位。トップに立った男とは【2024年最新版】
9位:ビクター・オシムヘン(ナポリ/ナイジェリア代表) 生年月日:1998年12月29日 市場価値:1億1000万ユーロ(約154億円) 2023/24リーグ戦成績:13試合7得点2アシスト 9位には、昨季セリエAで得点王を獲得し、ナポリを33シーズンぶりのスクデットに導いたビクター・オシムヘンがランクインした。 彼の名前が最初に有名となったのが2015年に行われたU-17ワールドカップである。この大会でナイジェリア人FWは7試合全てでゴールを決めて得点王を獲得。母国を優勝に導いた。その後引き抜かれたヴォルフスブルクでは結果を残せなかったが、18年夏のシャルルロワへの移籍をキッカケに得点力が開花。現在5シーズン連続でリーグ戦2桁ゴールを記録しており、昨季はキャリアハイの26ゴールを決めてトップリーグでは初のゴールデンブーツに輝いている。 オシムヘンの身体能力は他のアフリカ産FWと比べても頭一つ抜けており、爆発的なスピードや跳躍力を活かしたゴール前での力強さで相手DFを圧倒している。ボックス内で強引にシュートまで持っていく力強さは世界トップクラスと言っていいだろう。 そんなオシムヘンの市場価値は昨シーズン得点王を獲得した直後に自己最高額の1億2000万ユーロ(約168億円)に到達。今季は怪我の影響もあって得点数が伸び悩んでいることもあり、12月に1億1000万ユーロ(約154億円)まで評価額が下がったが、ゴールを決めているペース自体はそこまで悪くないだろう。アフリカ・ネーションズカップから帰還したこのタイミングでの大爆発に期待したい。
8位:ラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン代表) 生年月日:1997年8月22日 市場価値:1億1000万ユーロ(約154億円) 2023/24リーグ戦成績:21試合19得点4アシスト 8位には、自身初のセリエA得点王が射程圏内に入っているラウタロ・マルティネスがランクインした。 18年夏に母国アルゼンチンのラシン・クラブからインテルに加入した同選手は、2020/21シーズンにロメル・ルカクとのツートップで得点とアシストを量産。セリエAで2桁ゴール2桁アシストを達成し、ネラッズーリ(インテルの愛称)の11シーズンぶりのスクデットに大きく貢献した。サミール・ハンダノビッチが契約満了により退団(後に現役引退)した今季からは主将を務めており、インテルの顔となっている。 毎シーズンのようにキャリアハイを更新し続けているアルゼンチン代表FWの強みは、高い確率で枠を捉える決定力の高さだ。多少は苦しい体勢でも強引にシュートをゴールに結びつける。今季のセリエAでの決定率27.94%は、ブンデスリーガでトップを独走するハリー・ケイン(27.91%)やノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(23.88%)を上回る。その上、周りの選手を活かすコンビネーションにも長けており、今季からコンビを組むマルクス・テュラムとも熟練の連係をみせている。 そんなマルティネスの市場価値は現在の1億1000万ユーロ(約154億円)がキャリア最高額だ。先述した通り、毎年キャリア最高の成績を残しており、インテル加入以降は前シーズンを下回る成績を残したことがない。常に上昇を続けていることが、市場価値の高騰に繋がっているのだろう。