世界最高額は誰だ! サッカー選手市場価値ランキング1~10位。トップに立った男とは【2024年最新版】
7位:フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド代表) 生年月日:2000年5月28日 市場価値:1億1000万ユーロ(約154億円) 2023/24リーグ戦成績:23試合8得点7アシスト 7位には、マンチェスター・シティのアカデミー史上最高傑作とも評されるフィル・フォーデンがランクインした。 アカデミー育ちの選手で、クラブから本当に期待をされている選手はローン移籍させることなく自チームで育成する。バルセロナ時代のリオネル・メッシやアーセナルのブカヨ・サカらがそれに該当する。フォーデンは“世界最高の監督“と名高いジョゼップ・グアルディオラに手塩にかけて育てられ、彼の下でクラブを代表する選手へと成長した。 フォーデンの持ち味は、吸い付くような足下でのコントロールと得点に直結するプレー精度の高さだろう。多少の難しいパスであれば難なくコントロールして、華麗なターンで前を向く。そこから繰り出されるドリブル、パス、シュートのクオリティはどれも一級品だ。また二列目であればどのポジションでも遜色なくプレーできるため、監督からすれば使い勝手の良さも魅力だと言える。 成長著しい23歳の若武者の市場価値は、2022年11月に自己最高額の1億1000万ユーロ(約154億円)に到達して以降キープし続けている。これは安定した成績を毎シーズンのように残せているが故であり、昨季はキャリア初のリーグ戦2桁ゴールを達成した。今季もすでに8得点7アシストと昨季を上回るペースでゴールに絡んでおり、この調子を維持できれば近い将来にもキャリアハイを更新するかもしれない。
6位:ジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ代表) 生年月日:2003年2月26日 市場価値:1億1000万ユーロ(約154億円) 2023/24リーグ戦成績:16試合5得点2アシスト 6位には、20歳という若さで名門バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の攻撃を牽引しているジャマル・ムシアラがランクインした。 同選手はサウサンプトンやチェルシーのアカデミーを経て19年夏にバイエルン・ミュンヘンの下部組織に加入。同シーズンにクラブ史上最年少でトップチームデビューを飾ると、続く2020/21シーズンからは主力に定着した。またユース年代では7歳から過ごしたイングランド代表を選択していたが、2021年にドイツ国籍へと変更し、2022年に行われたカタールワールドカップでも全3試合に出場している。 ムシアラの代名詞となっているのが足下に吸い付くようなタッチの細かいドリブルだ。足が長いため懐が深く、密集地帯に突っ込んでもボールを失わずに局面を打開する。その上、常に顔を上げた状態でドリブルができるため、相手の動きや周りに合わせてギリギリのところでプレーの選択肢を変えられるのも持ち味だ。自ら敵陣を切り裂くことも、複数の相手選手を引きつけることでフリーの選手を作れるため、ピッチに立つだけでファイナルサードにて脅威になることができる。 このドリブルに加えて、昨季はブンデスリーガで2桁ゴール2桁アシストを達成するなど、最後の局面での精度の高さも魅力だ。この活躍を受けてムシアラの市場価値は上昇を続けており、現在の1億1000万ユーロ(約154億円)が自己最高額である。今季もゴールに直結する違いを作るプレーが多く、トーマス・トゥヘル監督のチームで最も欠かせない選手の1人に定着している。