世界最高額は誰だ! サッカー選手市場価値ランキング1~10位。トップに立った男とは【2024年最新版】
5位:ブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド代表) 生年月日:2001年9月5日 市場価値:1億2000万ユーロ(約168億円) 2023/24リーグ戦成績:23試合10得点8アシスト 5位には、プレミアリーグで首位争いを繰り広げるアーセナルで絶対的な主力に定着しているブカヨ・サカがランクインした。 2019/20シーズンにトップチームの主力に定着した同選手は、その戦術理解力の高さからミケル・アルテタ監督が就任した当初は[3-4-3]の左WBでもプレー。現在の主戦場である右WGに固定されてからは数字に残る活躍を披露しており、今季も含めて3シーズン連続でプレミアリーグ2桁ゴールを達成している。 個人での打開力に長けているサカは、内に切り込むカットインと縦に突破を仕掛けるドリブルの両方の精度が高いため、守る側からすると対策がしづらい選手だ。ダブルチームでマークにつけば無理に突破を図るよりも、自らの相手を引きつけることで周りの選手を活かすプレーに重点を置くなど、状況判断の良さも際立つ。また稼働率が極めて高く、昨季までの2シーズンではプレミアリーグ全試合に出場。今季も欠場は1試合のみと、常に戦力として計算できるのも評価が高いポイントだ。 多くの名選手が背負ってきたアーセナルの背番号7が似合う選手へと成長を続けるサカは、23年6月に市場価値が自己最高額を更新。世界5位の1億2000万ユーロ(約168億円)にまで到達した。すでにアーセナルで200試合以上に出場し、イングランド代表としてもユーロ(欧州選手権)とワールドカップの出場歴もあるスーパーな22歳は、年齢的にもその価値がさらに高まる可能性も十分にあるだろう。
4位:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/ブラジル代表) 生年月日:2000年7月12日 市場価値:1億5000万ユーロ(約210億円) 2023/24リーグ戦成績:15試合7得点4アシスト 4位には、世界最高のドリブラーへと順調に階段を上っているレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールがランクインした。 18年夏にフラメンゴから“白い巨人“に加入したブラジル代表FWは、決定力に明確な課題を抱えていた。ただ、2021/22シーズンにラ・リーガで17ゴールを記録するなど得点力が開花。これを機にヴィニシウスはワンランク上の選手へと飛躍を遂げ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などの大舞台でも重要なゴールを決めている。勝負強さも持ち味で、今年1月に行われたスーペルコパ決勝では因縁のライバルであるバルセロナ相手にハットトリックを達成して優勝に導いた。 ヴィニシウスのドリブルはわかっていても止められない。1対2の状況でも縦に突破を仕掛けて抜き去ってしまう加速力は群を抜いており、「静」から「動」の一瞬の動き出しで相手をぶっちぎる。今季はチームの編成上、ツートップの一角で出場することが多いため持ち味のドリブルが活きる場面は減っているが、それでも中央から迷わず相手ゴールに突っ込んでネットを揺らすなど破壊力は健在だ。 徐々にサッカー選手として能力が向上しているヴィニシウスの市場価値は、現在の1億5000万ユーロ(約210億円)が自己最高額でもある。今季は怪我の影響もあってやや欠場する試合が目立つが、ピッチに立つことさえできれば結果を残す。そのポテンシャルを考えれば、まだまだ価値が上がる可能性もあるだろう。