大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文3)罰則設けるなら補償も入れるべき
府はワクチン専任チームを立ち上げた
今後、どうしていくかということに関して、もう大阪府ではワクチンの専任チームを立ち上げまして、特に市町村との協力が必要です。ワクチンを実施するのは、主体は市町村です。大阪府ではなくて市町村なので、やっぱり市町村との協力が必要になってくる。円滑に府民の皆さんにワクチンが広く行き渡るためには市町村と大阪府が連携することが重要だと思っています。なので、本日ワクチンのワーキングチーム、第1回目の市町村との会議が今、行われているという状況で、そこで課題を掘り起こして、そして円滑にワクチン実施ができるようにしていきたいというふうに思っています。 タイムスケジュールで言うと、今日からこの課題をどんどん掘り下げていって、そして2月の下旬に始まるという総理の話ですけど、実際、大阪においてまず医療関係者に3月上旬ぐらいだというふうには思います。まず2月の下旬は国が先行して医療従事者の一部に始める、これがたぶん一番最初になると思います。で、そしてそのあと医療関係者、100万人ぐらいだったと思いますけれども、100万人規模の医療関係者、これは全国で。これが3月の上旬。 医療関係者に対するワクチン接種については大阪府の仕事ということになりますので、まさに今、募集をしているわけです。それぞれの医療機関にワクチンを打つ場所を確保していただけますかと。ワクチン希望者は何人ですかと、医療関係者の聞き取りをしているというのが今の状況です。その取りまとめを、1月22日に名簿の取りまとめをして、3月の上旬には医療従事者の優先接種は開始をしていきたいと思います。
集団接種のようなやり方じゃないとできない
高齢者の皆さんにワクチンの接種が始まるのはやっぱり3月中旬から下旬ぐらいだろうというふうには思っています。これは国が交付されますから、国から交付を受けたらどんどんそれがワクチン接種ができる体制を整えていきたいと思います、今のうちに。で、最初に来るワクチンがファイザーのワクチンになると思いますが、ファイザー製のワクチンについては課題もいろいろあって、運搬がマイナス70度でなきゃいけないということと、そのマイナス70度で運搬したあと、接種まで、マイナス70度から常温というか、それに溶かして、そこから確か半日以内に打たなきゃいけないというその条件もあります。6時間以内に打たなきゃいけないというような要件もあると。さらにこれはかなり実務的な話なんですけど、ロットが約1000なんです。1000ロットですから、それぞれの個別のクリニックでなかなかできるようなものではないんですね。1000ロットで大きな単位で来て、そして冷蔵庫は今、準備してますけど、冷蔵庫から取り出してから6時間以内に打たなきゃいけない。で、6時間後には1000の単位での話をするわけなので、そうするとかなり実務的には課題があって、やるべきこととしては集団接種のようなやり方じゃないとできないと思っています。 なので、集団接種の場所であったり、あとは予防接種をするのはお医者さんがやりますから、お医者さんの確保であったり、そういったところについて今、大阪府のワーキングチームを今日立ち上げたところでそういった細かな実務的な課題もなんとか積み上げていって、そしてもうできるだけ早く多くの方にワクチンが行き渡るような体制を今のうちに整えておきたいというふうに思っています。市町村にもやっぱりそれぞれ特徴があって、大阪市のような大都市のところもあれば町村もあるわけで、そういった意味では町村単独でどこまでできるかっていうのは当然これはありますし、大阪府がそういったところに入っていって、一定のグループをつくってやるとか。そういった仕組みをつくることで、大阪府民の皆さん全員、特に最初は高齢者中心に、できるだけ早くワクチンが行き渡るようにしていきたいと。そのことを今日ある意味、会議体として立ち上げたというところでもあります。 司会:よろしいですか。次のご質問。