篠原拓朗選手(No.65 LEON PYRAMID AMG)「本当に全部がうまく噛み合っていた」 | SUPER GT 2024 第6戦 SUGO【SUPERGT あの瞬間】
篠原:“かもしれない”というぐらいですね。どちらにしても、ブリヂストン勢の最上位が8、9位というところでしたので、どこまで上位を見込めたかというと、難しいところだったと思います。
── 決勝日はウェットコンディションながら、スタート前には雨が上がりました。 チームでは、どのようなレースをしようと話をしましたか?
篠原:SUGOは、もともとバトルというか抜きにくいコースですので、シリーズのことを考えても、「着実なレースをしてポイントを持って帰れるようにがんばりましょう」という話でした。
── 一方、 観客の皆さんが本当に辛抱強く冷たい雨のなかでたくさん待っていてくださいましたよね。
篠原:本当に。特に決勝日ですと、朝は雨量が強かったですしね。予選も、ギリギリまで(中止の)発表があるまでずっと待ってくださったりとか。スタンド席は傘がさせないと思うんですが、合羽を着てる方の姿が結構多く見えていました。感覚としては、“天候が操れたらな”っていうことがパッと思い浮かびました。レースも、決勝スタート時間を遅らせると天候が少しずついい方向に動いていくことを予報で見ていたし、それで決勝ができれば本当にいいなと思っていて、結果的には晴れ間も見えてきたり、どんどん雨も止む方向にだったので、決勝ができて本当に良かったと思いました。何より、皆さんに風邪をひいてほしくなかったし、最後まで見ててくださって本当にありがとうございます、という気持ちでした。
── ファンの皆さんに背中を押されたという感じで、天候も回復。その状況を見て、65号車としていい風が吹くのでは? という感じはしたのでしょうか?
篠原:それはわからなかったです。本当にいい方向に行ったらいいという気持ちはもちろん強くありましたが、それこそ、タイヤメーカーのいいところもそれぞれ分かれてますし、僕たちにとっては今回のレインタイヤが初実戦だったので、レース中は本当にドライアップするのがいいのか雨が降り続けてくれるのがいいのか、正直ずっとわからない状況でした。結果的にいい方向に行ったので良かったという感じですね。