パリ五輪金の北口榛花「ただただ、やりを遠くに飛ばしたい」 日本陸連の年間表彰式で抱負
日本陸連の年間表彰式「アスレティックス・アワード」が19日、東京都内で開かれ、8月のパリ五輪女子やり投げで金メダルに輝き、2年連続で最優秀選手に選ばれた北口榛花(JAL)は「ただただ、やりを遠くに飛ばしたいという気持ちで夢の70メートルに向かって頑張っていく」と気持ちを新たにした。 優秀選手賞はパリ五輪男子110メートル障害で日本勢初の決勝進出を果たし、5位入賞した村竹ラシッド(JAL)、同男子走り高跳び5位の赤松諒一(西武プリンス)、10月に男子35キロ競歩で世界記録を樹立した川野将虎(旭化成)が受賞。川野は「今回の記録に満足せず、さらに上を目指して、世界の舞台にチャレンジしていきたい」と力を込めた。 新人賞には800メートルでともに日本記録を更新した男子の落合晃(滋賀学園高)、女子の久保凜(東大阪大敬愛高)が選ばれた。来年9月の世界選手権東京大会に向け、落合は「メダル、入賞を目指す」、久保は「日の丸を背負って戦うことができるように日々精進していきたい」と意気込んだ。