レンドーンの解雇、地元メディアが要望「控えにいても役に立たない」「もう勝てる選手ではない」「プホルス、アップトンのように…」
ロサンゼルス・エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』が、アンソニー・レンドーンの解雇を要望した。 【動画】右打者のレンドーンが、“左打者”として放った驚愕の本塁打! 2020年に7年2億4500万ドル(当時約368億円)という大型契約でエンジェルスに加入したレンドーンは、短縮シーズンの20年に60試合中52試合に出場したが、162試合のフルシーズンに戻った21年に58試合、22年は47試合、23年は43試合しか出場していない。24年も怪我を繰り返して出場は57試合。打率.218、0本塁打、14打点だった。 エンジェルスとの契約は、あと2年残っており、年俸は計7700万ドル(約120億円)。同メディアは、「いまこそ大騒ぎする機会だろう。年俸4000万ドル近い元ワールドシリーズチャンピオンを解雇する話題よりも、騒々しい出来事はあるだろうか」と、MLB最大の不良債権とも称されるレンドーンの解雇を求めた。 「ペリー・ミナシアンGMはすぐに解雇するつもりはないが、慈悲深く手放すために、彼の年俸を負担する時が来た気がしている。実際、過去に大物を切った例がある。アルバート・プホルスとジャスティン・アップトンを覚えているだろうか。エンジェルスは21年5月に契約最終年のレジェンド選手プホルスを40人枠から外すDFAに、翌22年4月にはアップトンをDFAとしている」 エンジェルスはスター選手であっても、居場所がないと判断した場合は高年俸選手でも事実上の戦力外としてきた。レンドーンのケースも同様だ。毎年のように故障を重ねる34歳の三塁手をレギュラー選手として扱わない想定で、今オフに代わりの三塁手と契約しようとしている。 「レンドーンは控えにいても役に立たない。もはや勝てる選手ではないのだ。あと2シーズンはとくに体力的な負担が大きすぎる。価値の観点から何の貢献もできないようなら、シーズンが始まるできるだけ前に解雇するべきだろう。プホルスとアップトンの前例、レンドーンの直近の出場試合数を考えると、もはや避けては通れないように思える」 こう記した同メディアは、「ワシントン・ナショナルズ時代に見せたワールドシリーズでの活躍は本当に素晴らしかった」と他球団での輝かしい実績に触れながら、レンドーンの解雇を球団フロントに求めた。 構成●THE DIGEST編集部