【株主優待】で“お米代ゼロ”を目指そう。100株保有で5kgの南魚沼産こしひかりが新米の時期に届く銘柄も
◆お米の「株主優待」の銘柄選びで注意したいこととは? いわゆる「お米優待」をもらう時に注意したいことは、お米を年間でどのくらい食べて消費しているか把握して、年間で途切れないよう「お米優待」をもらえるようにしておくことです。 まず、各家庭で、注文頻度や注文量を計算して、お米を年間でどれだけ食べているかを計算してみましょう。 ただ、ここで難しいのは、成長期の子どもがいるなら食べる量は年々増えていくことです。だいたいこのくらいの量があればよいと思っていても、翌年はもっと必要になるかもしれません。また、子どもがお弁当の必要な学校に進学したり、塾などの習い事を始めたりして、お弁当を作る頻度が増えると、それまでよりお米の消費量が自然と多くなることも頭に入れておきましょう。 また、「お米優待」で1年間のお米代をかからないようにしたいなら、年間で途切れないように計画を立てたいところです。「お米優待」には、新米の時期にお米を届けてくれるものもありますが、“欲しいタイミングで届けてくれる”銘柄もあります。 紹介したおこめ券がもらえる銘柄のほか、筆者はプレミアム優待倶楽部(PYC)を「株主優待」にしている銘柄も保有しています。このプレミアム優待倶楽部では合算してWILLsCoin(ウィルズコイン)を貯めておけるため、欲しいタイミングで、WILLsCoinを使いお米を注文できるのです。 「お米優待」でもっとも注意すべきなのは、お米選びにも家庭の好みが出ることですが、「株主優待」のお米の銘柄も、産地や銘柄は多種多様です。子どもが「こしひかりだと食べてくれるけれど他は食べてくれない」などあるかもしれませんし、ご家庭によっては手間を考えて「無洗米じゃないとお米を炊くのが面倒」と感じることもあるでしょう。 「株主優待」で大切なのは、「使える『株主優待』をもらう」ことで、新潟県産こしひかりをおいしいと思うご家庭が、違う産地のお米を「株主優待」でもらい、口に合わないと思ってしぶしぶ食べるのであれば、いくらお米代が0円になったとしても「株主優待」へのイメージもよくないものになってしまいます。節約のために仕方なく、ではなくて、もらって嬉しいと心から思える「株主優待」を選び、生活を豊かなものにできたら理想的です。
谷口久美子