G新外国人のポランコ&シューメーカーはOP戦で下位低迷している巨人の”救世主”となれるのか?
巨人に入団したマット・シューメーカー投手(35)とグレゴリー・ポランコ外野手(30)が開幕に向けての準備を進めている。シューメーカーはブルペンでのピッチングを披露、ポランコは2軍での実戦デビューを終えて今日18日にも1軍に合流してロッテとのオープン戦に先発出場するようだが、米国でもそれなりに名の通った2人は、どこまで原監督や巨人ファンの期待に応えることができるのか。
メジャーでは近年期待を裏切った2人
シューメーカーは 9シーズンで115試合に先発し、46勝41敗、防御率4.24。2014年には16勝(4敗)をマークし、ア・リーグの新人王投票で2位となった。 ポランコは2014年のシーズン終了後、MLBパイプラインという有望株のランキングで全体13位となった“超”がつく元プロスペクト。3年目の16年4月、パイレーツは早々と5年総額3500万ドルで契約を延長し、フリーエージェントになるまでの調停を回避した。 ただ、いずれも近年は期待を裏切り、シューメーカーは昨年8月にツインズをリリースされ、ジャイアンツとマイナー契約を交わしたものの、メジャー復帰は叶わなかった。ポランコも8月28日にパイレーツを戦力外となり、3日後にブルージェイズに拾われたが、彼もまた、メジャーに復帰することはなかった。ここ数年の経緯も同じなら、日本で結果を残し、再びメジャー復帰を狙うという思惑も共通する。ただ、そのシナリオにどこまで現実味があるのか。 シューメーカーは決して知らない選手ではない。2014年11月、彼は夫人を伴って来日し、日米野球に出場。大リーグ選抜チームは、直前にドジャー・スタジアムでミニキャンプを行ったが、そこで取材した際に彼は、日本文化に対する興味を示し、行きがかり上、東京滞在中に浅草を案内することになった。 当時を振り返ると、彼は文化や生活習慣の違いの受け入れに寛容で、壁を作らないタイプ。物ごとを直感的に判断するのではなく、冷静に観察した後、自分なりにその意味を解釈し、それから答え合わせを求めてくるーーそんな印象を受けた。あの時点で、「いつかは日本球界でプレーしてみたい」とも話しており、今回の契約に不思議はない。おそらく彼なら日本の生活に難なく適応し、日本の野球にも最初は戸惑いがあったとしても、それを受け入れるだけの器があるはず。