芸能界屈指の蕎麦好き、DEEN池森秀一オススメ「十割蕎麦の乾麺」ベスト3
上品な甘みと爽快なのど越しが特徴の白い更科蕎麦
2つ目に池森さんが挙げたのは、更科蕎麦。 「蕎麦の実の外側は黒くて、中心になるほど白くなるのですが、その中心部分からできた蕎麦粉を『更科粉』といいます。蕎麦の実を挽いた時、一番最初に出てくる真っ白な蕎麦粉で、色のついた部分が混ざっていません」 数ある更科蕎麦からレコメンドするのが、株式会社山本かじのの「信州 更科十割そば」。十割蕎麦発祥の地とされる長野県のメーカーによる逸品。飯綱町の十割蕎麦専用工場で製造しています。 「蕎麦に仕立てても色が白くて透明感があり、上品な甘みとすっきりしたのど越しを楽しめるようになっています」 ざる蕎麦で食べると、池森さんの言う更科蕎麦の良さがわかるはず。まずは何もつけず、蕎麦本来の風味や食感を味わってみてください。 となると、気になるのはメーカーさんオススメの茹で方です。やはり大きめの鍋にたっぷりの沸騰したお湯で茹でること。蕎麦のデンプンは、すぐに加熱しないと溶け出してしまいます。ぬるいお湯で茹でてしまうと、麺が切れる原因を引き起こすので注意しましょう。 茹で上がった蕎麦はざるへ移して冷水で締めます。十割だとざるごと水を張ったボールにつけるのが良いそう。十分に蕎麦を締めずに水を出しながら手で洗うと蕎麦が切れてしまうことがあるからです。蕎麦が全体的に冷えたら手でやさしく揉むようにして洗い、そばのヌメリを取るのもお忘れなく。 食べ終わったあとは、蕎麦湯をぜひ。食塩不使用で濃厚。たくさん溶け出したルチンやコリンなどの栄養素を余すことなく摂ることができるのでお試しあれ。 株式会社山本かじの 住所:長野県長野市大字大豆島字樋掛け3893-11 電話番号:026-214-7768 http://yamamoto-kajino.com/
食べるたびに蕎麦の旨みを感じる波打ち麺
最後は、自身がプロデュースする「池森そば」からセレクト。 「麺の表面に波打ちの形状が入っているのが特徴的で、つゆ絡みが良いお蕎麦になっています。また、風味豊かな自家挽きの蕎麦粉を使用しているので、蕎麦本来の香りをしっかりと感じることができます。食べるたびに豊かな蕎麦の旨みが口いっぱいに広がりますよ」 蕎麦粉のみで仕上げた十割ならではの贅沢な味わいを楽しめます。 「食塩無添加の乾麺なので、塩分を気にせず蕎麦湯を飲むことができます。蕎麦の栄養分を無駄なく摂ることができる、これもまたこだわりの逸品です」 茹で方はパッケージに記載してある説明に沿って進めるのがベスト。茹で時間は3分、火を止めて2分。オススメの食べ方として池森さんが挙げたのが「革命つけそば」です。 これは、池森さんのプロデュース店「SOBA CAFE IKEMORI」で提供している人気メニューと同じネーミング。自宅で作ることができます。 ポイントはつゆ!「池森そばつゆ甘口・辛口」(なければ蕎麦つゆで代用)をそれぞれ50cc、水50ccを温めます。熱々にするのが重要。お店で熱々のつゆを食べる機会が少ないので、それだけでも斬新です。 つゆを入れた猪口に、かつおぶしのパック1袋分、えごま油を大さじ一杯、そしてブラックペッパー(多めがベスト)を入れます。あとは薬味のねぎを粗みじん切りして入れましょう。麺によく絡むんだそう。これぞ家で食べる蕎麦としては贅沢な食べ方といえます。 池森そば 公式ショップ https://ikemorisoba.com/