ベテランスタイリストによる“デニムジャケット”コーデ集!菊池陽之介さん、荒木大輔さんも登場
連載「OCEANS Fashion X Talk」でもお馴染みの菊池陽之介さんをはじめ、歴20年以上のベテランスタイリストが集結。 ▶︎すべての写真を見る この秋、デニムジャケットをどう着るか。“今の気分”がたっぷり詰まった珠玉のコーデを披露してもらった!
「若かりし頃の渋カジを大人流にセルフリバイバル」
「昨シーズンに続き、この秋もネイティブやウエスタン調に注目しています。とりわけ気になっているのがラグベストです。 で、思い出したのが高校時代のこと。渋カジが大ブームだった当時、自分が実際にしていたのがGジャンの上から重ね着するコーディネイトでした。
あの頃は上下デニムが典型でしたが、ハードさを中和すべく品の良いスラックスで都会的にアップデート。
足元も武骨なブーツがセオリーのところ、ビルケンのクロッグサンダルでアメカジの文脈を残しつつヌケ感を添えました。 これならオーセンティックなGジャンも大人が今っぽく楽しめます」。
冬さん スタイリスト歴28年。「デニムは自分とともに時間を重ねて、一緒に育っていくもの。その魅力を最も味わえるリジッドやワンウォッシュといった濃色のタイプが好きです」。
「骨太なカバーオールも白ならクリーンにキマる」
「デニムのカバーオール、アランニットのベスト、畝が太めのコーデュロイパンツと、どれも本来は武骨なアイテム。 それを淡い優しいカラーで揃えて、土クサさや野暮ったさを感じさせない爽やかでクリーンな雰囲気にまとめました。
オール白のスタイリングはハードルが高いイメージだけど、いずれも馴染みのあるクラシカルな洋服なので取っ付きやすく、そのカジュアルなデザインとリラックス感のあるシルエットのおかけでキザな印象になりません。
華奢なジュエリーで大人のクラス感を足しているのも隠し味です。僕自身、最近はホワイトデニムを買い漁っています」。
菊池陽之介さん スタイリスト歴20年。「服を選ぶとき、デニムに似合うか否かを無意識に考えてしまう。それくらい自分の中でファッションのベンチマークになっています」。