【鎌倉】とろ~り!フレッシュな自家製チーズの新店2選
鎌倉へ出かける楽しみのひとつに、食材のゆたかさがある。たとえば、相模湾で揚がる新鮮な魚介、溌剌(はつらつ)とした鎌倉野菜など。そして、新たな鎌倉グルメとして注目を集めているのがチーズだ。自家製チーズの専門店や、さまざまなチーズ料理を揃えるレストランがオープンしている。
1. Pucceria BeBè Kamakura(プッチェリア ベベ カマクラ)
毎朝、近隣の牧場から仕入れる搾りたての生乳を使い、チーズ職人の山崎大志郎さんが作る、フレッシュチーズを使ったメニューが大人気。ナイフを入れると、ストラッチャテッラ(繊維状のチーズ)と生クリームがとろっとあふれ出すブッラータは、チーズラヴァー垂涎の一品だ。もうひとつの名物が、プッチャ。南伊・プーリア州ではおなじみのパニーニで、円形の薄い生地で具材をはさみ、香ばしく焼き上げたもの。サクッ、パリッと軽い口当たりで、チーズやサルシッチャの塩気と旨みが口の中で炸裂する。
さらに、食後にも楽しみが。鎌倉のジェラテリア〈サンティ〉とコラボした、「ティラミスソフトクリーム」はオーダー必須!チーズ尽くしの時間を楽しみに。
〈Pucceria BeBè Kamakura(プッチェリア ベベ カマクラ)〉
住所:神奈川県鎌倉市小町1-4-8 A&B 鎌倉ビル1F TEL:0467-55-5848 営業時間:11:00~ 20:00( 19:30LO ) 定休日:月休(祝は営業、翌火休) 席数:31席 テラス席あり。御成町にある本店は、チーズ工房併設のイタリアン。
2. Capio(カピオ)
江ノ電の長谷駅から徒歩5分ほど、鮮やかなブルーの扉が目をひくレストランが一軒。ファンに惜しまれつつ、東京・阿佐ケ谷から2023年4月に移転オープンしたシチリア料理店だ。 「自分の手でチーズを作りたくなったのがきっかけです」と、オーナーシェフの齊藤純さん。イタリアへ渡りプーリア州でチーズの製造技術を学び、帰国後もチーズ職人の下で研鑽を積んだ。工房を併設できる物件を探すうちに、ピチピチの魚をはじめ、魅力的な食材があふれる鎌倉に引き寄せられたそう。
夜は、3600円と5500円のプリフィクスコースが主体で、自家製チーズを使った料理がメニューに並ぶ。たとえば、冷燻をかけて仕上げたモッツァレラチーズを鉄板で焼き上げ、ナッツやバターを加えたマルサラソースで仕上げる前菜や、作りたてでとろとろのフレッシュチーズと生シラスのマリネをトッピングした、トマトソースのパスタなど。昼も、前菜とチーズ3種類の盛り合わせのセットを用意しているので、ワインを合わせてゆっくり過ごすのが正解だ。常時8種類前後用意しているフレッシュチーズは、テイクアウトもできる。