きゃりーぱみゅぱみゅ、妊娠中は切迫流産と切迫早産に見舞われ…「危険と隣り合わせの毎日になぜ自分ばかりと思ったことも」
一度諦めた赤ちゃんが奇跡のカムバック!
ライブ後に帰宅すると、生理2日目くらいの大量出血が。これが流産か…と冷静に受け止める私がいました。もちろん、すごくショックだったけど、まわりにも流産経験のある人がいて、そう低くはない確率で流産が起きることを知っていたからです。早く手術に行こうと思い、夜、夫の奨之さんに伝えたら「大丈夫だよ。俺は生きている気がするんだよね」と言ってくれました。優しい奨之さん。励ましてくれているんだなあと感じ、「うんうん、そうだといいね」と返しましたが、本心ではほぼ完全にあきらめていました。 翌日、早速、産婦人科へ。これまでに行っていた病院では手術ができないので、違うところです。即日の手術はできないとその場で知って残念でしたが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクに似た先生が出てきて「一度確認してみよう」と言われ、エコー検査をすることになりました。すると…!なんと昨日は見えなかったお豆ちゃんが少し大きくなって戻って来てくれていたのです。心拍も確認でき、「生きてる!生きてる!」と大声で言うドク。私はというと「えぇっ!」とすごく驚いて、大号泣。途端に、前日ライブしたことへの申し訳なさがあふれ、「しがみついてくれていたんだね…、ごめんね…」と心の中でお豆ちゃんに謝りました。
切迫流産でしばらく仕事をお休みすることに…
こうして危機はいったん回避できましたが、まだ喜べる状況ではありません。ドクからは「病名は切迫流産。休むのが大事だから今日からしばらく休養してください」と言われました。すかさず私が「収録もイベントもあるし、難しいです!」と返すと、ドクは「医者の発行する診断書は最強カードだから。これさえあれば絶対に安静できる!」と宣言。マネージャーさんも一度診察に同席してもらい、みんなで話し合うことに。対外的には“体調不良”と発表し、お休みをいただくことになったのです。正直、自分の中では葛藤がありつつも、いっさい外出せずしっかり引きこもったおかげで切迫流産の危機を乗り越えることができました。