きゃりーぱみゅぱみゅ、妊娠中は切迫流産と切迫早産に見舞われ…「危険と隣り合わせの毎日になぜ自分ばかりと思ったことも」
今度は妊娠28週で切迫早産を診断されました
こうして切迫流産のトラブルを回避できた私ですが、冒頭でお話したように、今度は切迫早産と診断されてしまいます。当時は28週。妊娠後期に入ったばかりの時期でした。初期は安静に過ごすことが多かった私ですが、自分的に体力が衰えることが怖かったり、中期以降は運動して出産に備えた方がいいといった情報を見たりで…。妊娠前ならタクシーに乗っていたところを一駅分歩こうみたいに、わりと積極的に歩いたり、動いたりしていたんです。 でも、私、安静と運動のバランスをとるのがすっごい下手くそで…。常に自分は大丈夫と思っていましたが、実際は無理しちゃっていたのかも。振り返ると私はあまり動いてはいけない体質の妊婦だったようです。
翌日から箱根に行こうと思っていたのに、緊急入院に!
入院することになったのは、ちょうど奨之さんと箱根へ温泉に行く予定をしていた前日でした。前日の夜あたりから、おなかの張る感じがあったんです。実際に触るとカチカチでした。でも私、この時点では張りのことをまったく気にかけていなかったんです。だけど夜、彼と外食に行こうと思って準備していたときに、結構な腹痛が急激に襲いかかって来ました。最初は「イテテ」という感じだったのが、しだいにうずくまって、冷や汗をかくレベルに。「あれ? 待って。もしかしてこれは陣痛?」と…。 しばらく様子を見たんですけど、3回ほど波が来たので、これはただ事じゃないと判断し、産院に連絡して向かうことに。着くと、おなかにパッドを当てて初めてNST(ノンストレステスト)を受けることになり、30分ほどかけて赤ちゃんの心拍や張りの様子を確認しました。 ただ、まだまだこのときもNSTが終わったらすぐに帰宅するつもりでいたんです。だって検査中に夫とLINEで「どこにラーメンを食べに行くか?」なんて話をしていたんですよ。「ここのラーメン屋が産院からいちばん近くておいしそうだね」なんて言っていた矢先です。その日の担当だった先生と助産師さんが真剣な顔でやって来て「あのね、これ28週にしてはおなかがかなり張っちゃっています。単刀直入に言うと、今日から入院です!」と言い渡され、切迫早産で入院が決まってしまいました。 真っ先に考えたのは翌日からの旅行ですが、もちろんダメ!「家が近所なので、荷物を一瞬取りに帰っていいですか?」と聞いても、絶対ダメ!すぐに張り止めの点滴を打たれて、あっというまに入院室のベッドの上で過ごすことに…。 先生に「今、おなかの張りが陣痛につながって赤ちゃんが生まれてきた場合、どんな最悪のケースが考えられますか?」と聞くと「28週だと赤ちゃんのいろいろな機能が未熟です。NICU(新生児集中治療室)行きは決定ですね」と回答されて。もう本当にお豆ちゃんに申し訳ない気持ちがいっぱいになり、こんなことになっちゃってごめんなさいと心の中で謝りました。お豆ちゃんに謝ったのは切迫流産のときの一件以来、2回目です。