新型W230のカスタムが早くも登場! タイの「K-SPEED」と「WSW Custom Bike」がW230/メグロS1の可能性を引き出す
タイでは生産国ということもあって、日本よりもひと足先にW230とメグロS1が発売になっている。そんなW230をベースにしたカスタム車両を、タイを代表するストリートカスタムブランド「K-SPEED」と「WSW Custom Bike」が公開した。 【画像】新型W230のストリートカスタムをギャラリーで見る(27枚) 文/Webikeプラス 編集部
新たのカスタムベースとしての可能性
カワサキのエストレヤや250TRはカスタムのベースとして長く愛されたモデルであり、その生産中止はカスタム業界にとって大きな痛手となった。その生産中止から7年あまりが経過し、新たに登場したW230とメグロS1という軽二輪クラスのニューモデルは、ベースモデルの不足に悩んでいたカスタム業界にとっても朗報となった。 タイ市場でもW230とメグロS1に対する注目度は高く、当然カスタムベースとしてのニーズも高い。そして、発売から1ヵ月しない内にカスタムバイクビルダーである「K-SPEED」と「WSW Custom Bike」によるカスタムバイクが発表された。
1台目はブラックアウトされたボバースタイル
「K-SPEED」は2002年に創業されたタイ発のカスタムバイクメーカーであり、代表であるタナディット氏が手掛けるストリートテイストに溢れたカスタムバイクは世界中で評価されている。 「K-SPEED」のW230はタナディット氏らしい仕上がりの、ブラックアウトされたボバースタイルだ。ギリギリまでローダウンされた前後のサスペンションに、ファットなタイヤを合わせることで独特の雰囲気を生み出している。 この手のボバースタイルカスタムは日本のカスタムショップ「ブラットスタイル」が世に広めたものであり、「K-SPEED」もインスタグラムではこのバイクを「kawasaki W230 Brat Style Cudto by K-SPEED」と紹介している。 外装は大幅に変更されており、ノーマルとおぼしきはタンクとサイドカバーのみだ。前後のフェンダーはショートタイプにされており、Diabolusブランドのスクエアステッチ仕上げのセミダブルシートと組み合わせる。 テールライトはボバースタイルの定番とも言えるクラシックスタイルで、リアウインカーはサスペンションの取り付け部分から伸びるステーにマウント。ヘッドライトはステーをショートタイプにすることでフォークとの距離を縮め、ノーマルではヘッドライトの横にマウントされているフロントウインカーは超小型のものに変更された上でフレームにマウントされている。 マフラーはブラックアウトされたサイレンサーと金属地のエキゾーストパイプを組み合わせた、Diabolusブランドのメガホンタイプ。サイドカバーからインジェクション周りはノーマルとなっているようだ。 ハンドルは低く広いクラシカルなデザインのもので、スイッチもクラシカルなトグルタイプへとコンバートしてシンプルなルックスに仕上げられている。ただ、本来はスピードとタコが取り付けられているはずのメーター類が確認できないのは少し心配だ。