「テレワーク父さん」が作る娘(小6)の「塾弁当」これだけは守ってる!4つのルール
中学受験は家族総出の戦い
いざ中学受験の世界に足を踏み入れると、これがもう驚きの連続です。 中学受験を扱った『二月の勝者』という漫画(ドラマにもなりました)をご存じの方ならピンとくるかもしれませんが。とにかく親の関与度が高く、子どもが本気で受験に挑むのと同時に、両親も全力サポートすることが必要です。 学習のサポートはもちろんのこと、課題プリントの準備や模試や学校見学の申し込み、スケジュール管理に体調管理。大小さまざまなタスクがふりかかってきます。 塾は遅い日だと21時まで授業があり、夜道を女の子ひとりで歩かせるのは心配なので、帰宅には迎えも欠かせません。妻はフルタイム勤務で、リモートが可能な日もあるものの出勤が多いので、この役目は主に私の担当です。 そして、塾で夕食をとるためのお弁当作りも、重要な仕事の一つです。 うちの子どもは小食なので、塾の仕出し弁当では量が多すぎるため、手作りのお弁当、受験弁当を持たせているのですが、この受験弁当がなかなかのくせ者なのです。
受験弁当は「作る」も「食べる」も時間勝負!
中学受験を控える娘のために用意する「受験弁当」。これが思いのほか大仕事で、何が大変かと言えば、やはり「時間」との戦いです。 まず、仕事も盛り上がりがちな夕方の忙しい時間帯に、栄養バランスを考えながらおかずを準備しなければなりません。たまに作る弁当なら、全力でキャラ弁にチャレンジしてみたくなりますが、仕事が立て込む中で手早く作る弁当はそうもいきません。 そしてこの「時間勝負」は、娘にとっても同じ。塾での休み時間は最大でも15分しかないうえに、うちの娘は小食で食べるスピードも速くないので、箸やスプーンで食べやすい形にしたり、スープで手早く取れるような工夫をしています。 そんな「時間勝負」の中でも、いくつか心がけているルールがあります。 1:タンパク質を多めに 成長期なので、しっかりタンパク質が取れるよう、お肉やお魚、大豆製品などをバランスよく取り入れ、栄養をサポートしています。 2:糖質は控えめに 血糖値が急上昇するとその後に眠気がきやすいので、糖質は控えめにし、なるべく血糖値が緩やかに上がるよう工夫しています。集中力が続くようなおかず選びを意識しています。 3:「頭に良さそう」な栄養もプラス 気持ちの問題かもしれませんが、脳に良いと言われるお魚やナッツなども少しずつ加えて、受験に向けたひと工夫をしています。 4:楽しく、美味しく! 塾での短い休憩時間がリフレッシュのひとときになるよう、楽しく食べてもらえるよう心がけています。 親子で「作る」「食べる」に全力を注ぐ日々ですが、勉強の合間のほっとした時間になれば、作り手としては大成功だと思っています。 子どもなので、親に対して忖度が一切無いので、感想に嘘がありません。気に入らなかった日はメッセンジャーで「マジでマズい」なんて送ってきてヘコむし、美味しかった日は「これはうまい、次はバケツでよろしく」なんて送ってきたりするので、そんなときは本当に嬉しかったりします。 次回からは、この受験弁当の内容や受験にまつわる小話もお届けしていけたらと思います。どうぞお楽しみに!
マエダヒデキ