【素敵なおうち拝見】センスのいい人の“好き”がつまった場所の作り方|CLASSY.
家族との時間が紡ぐ思い出いっぱいの品々で心温まる空間に
◆辻 梨乃子さん(外資系EC企業勤務) 今回の訪問先は辻梨乃子さん宅。今年、結婚5周年を迎える夫の卓也さんと二人暮らしです。転居して1年ほどという2LDK・約54㎡の住まいは、将来の子育てを見据えて、梨乃子さんのご実家の最寄り駅沿線という立地。「こちらに決めた一番の理由は、日当たりのよさ!」との言葉通り、さえぎるものがない南西向きの窓から、心地よい陽光が差し込むリビングが印象的です。リビングと隣接した洋室を仕切るウォールドアはフルオープンにして、広々とした開放的な空間になっています。 あと一室は、ウォークインクローゼットにするという思い切ったアイデア!両サイドに衣類やバッグ、アクセサリーがずらりと並ぶさまは見るたびに心が躍るうえに、効率的。 住まいの各所を彩るのは、個性豊かなモチーフのオブジェたち。国内外の旅先で購入した品が多いそうです。「ソファで寛いでいるときなど、ふと目に入ると、楽しかった旅が思い出されます」と梨乃子さん。さらに、卓也さんの趣味という観葉植物と、祖父母宅から譲り受けた絵画や骨董品などを織り交ぜて。それぞれにまつわるエピソードから会話が広がり、笑顔が生まれるひとときとなりました。
これまで、これから。ご自身と夫婦二人の時間が刻まれたものたち
【Living】 デザイン性の際立つ家具をあえて置いていないため、思い出深いアイテムがアクセントになっている。リビングとの仕切りをオープンにした隣室は、「朝日を浴びて目覚めたくて」とゆったりとしたベッドを配して、日当たりのよい寝室にしている。
【DISPLAY BOAD】 祖父母との思い出は形を変えて、使い続ける一品に 木目も美しい一枚板に脚を付けた、DIYのサイドテーブル。「大好きだった祖父母の住居が解体することになり、床の間に使われていた床板をもらって加工しました」
【PICTURES】 さり気なく飾った絵画もエピソードがいっぱい! 「リビングにあるフィレンツェを描いた絵画は祖父母から。寝室に飾った月の地図は、シャレで買ってみた月の土地に私の名前が記されています(笑)」