シリア・アサド政権は崩壊間近…ウクライナの泥沼にハマったプーチンが迫られる「究極の選択」と、その後に襲う「深刻な打撃」
ポスト・アサドの世界
シリアのアサド政権が崩壊すれば、ロシアやイランを除いたほとんどの中東・南西アジアの国々が得をする流れができることが見通せるようになる。 中東の産油国・産ガス国とヨーロッパ諸国を結ぶパイプラインの重要な要の立場にトルコが立てる見通しが立てば、エルドアン大統領の悲願であるEU加盟に向けて大きく前進することになる。エルドアン大統領は様々な地政学的な変化を踏まえたうえで、こうしたトルコの国益のためにロシアと距離を置く姿勢を見せたのではないかと、私は考えている。 まだアサド政権が本当に倒れるのかどうかはわからないが、ロシアの今後のテコ入れが十分な大きさを持たないものになれば、意外とあっさりと崩壊する可能性が高いと見るべきだろう。もし倒れることになったらプーチン・ロシアに対する打撃は実に大きく、それはロシアの中におけるプーチンの権力にも動揺を与えることになるのは、間違いないだろう。 ……・・ 【さらに読む】『3000人以上を殺傷したヒズボラへの「ポケベル爆弾攻撃」がヤバすぎる!一斉に鳴り出し、5秒後に突然爆発...イスラエルが見せつけた「驚きの手口」』
朝香 豊(経済評論家)
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